紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

本屋大賞

本日は、2015年の本屋大賞の発表ということで。
ネット中継を見ておりました。
上橋菜穂子さん「鹿の王」受賞おめでとうございます(*^_^*)
受賞インタビュー、とても力が抜けていて、楽しかったです。
書店で領収書で本名を名乗っても(作家名と同じ)わかってもらえなくて
寂しかった話とか(笑)
それでもって、今回の受賞で
「ちやほやしてください」って(笑)
いい人だ!!って思っちゃいました。

「鹿の王」紅茶の感想はこちらです
読書メーターの記録よりコピーしてあります。



鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐感想
冒頭、なかなか物語に入り込めないでいたのですが、動物(トナカイ♡飛鹿♡)がたくさん出てきたら、一気に気分が乗りはじめました(笑)そんなに動物好きか…自分…(苦笑)大地に生きる人間、国と民族、人と病、宗教…。実に多くのテーマが、複雑に盛り込まれた物語だと思います。上巻はまだ、物語の材料がそろったところかな?下巻が楽しみです。
読了日:11月18日 著者:上橋菜穂子


鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐感想
この作家さんと同じ時代に生まれて、一緒に年を取って、そして彼女の作品を読むことができる幸せにひたった一冊でした。病についての深い洞察もさることながら、多くの含蓄深い言葉に、何度も本を閉じて立ち止まり、噛み砕いては次に進む、その繰り返しでした。「才というのは残酷なものだ。ときに、死地にその者を押し出す。そんな才を持って生まれなければ、己の命を全うできただろうに…」それでも、この物語のラストは幼い娘の想いと、育まれた若者たちの明るさで、どこか希望に満ちていました。
読了日:12月4日 著者:上橋菜穂子

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