紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

トランプだってゲームですよね?

実は…ゲームあまり得意じゃないんです。特にスピード系。
ぷよぷよなどの落ちモノ系は全然駄目ですし
スーパーマリオなども、まったく駄目…。

ゲーム…。スマホのねこあつめとかは、まったりできるので
やることが可能です(*^_^*)
そんな人がゲームについて語る…。難しい(・・;)

あ、でも、トランプなら好きでしたよ。
あれも、一種のゲームではないかと?

高校の頃、天文部の合宿で「賭けトランプ」をしました。
大丈夫ですよ、お金は賭けておりません。

天文部の合宿といったら、宿泊して夜間に天体観測をするものです。
でもね、そう簡単に、晴れないのですよ。
合宿に行ったのはいいけれど
夕方から雲がでてきて、夜には全天雲だらけ。
星、まったくなし。(よく、ある)

そんな時、天文部員は、「晴れ待ち」をします。
ひたすら、晴れるのを待つ。雲の切れ間を待つ。

曇りの日は
暗くなった午後八時過ぎから、延々待ちます。
もう無理、という雨が降るか
晴れない限り
ず〜〜〜と待ちます。

流石に外でずっと待つのは大変です。
夏ならともかく、冬に外でずっと待っていたら凍ります。
(外気温、マイナス5度〜10度くらい)
そんなわけで、部屋でトランプなどしながら待ちます。

でも、誰かが時々外を見に行き、雲の様子を観察してくる必要があります。
誰が行くか。
それを決めるのが「賭けトランプ」です。

「大富豪」や「セブンブリッジ」を行い
得点が一番少ない人が負け。
負けたら、外。
けっこう、必死になって勝ちを取りに行ってしまいます(笑)
この賭けトランプには、先輩も後輩もありませんでした。
とにかく勝てば、見張りに行かなくていい。

午後10時くらいまでは、平気です。
でも深夜0時をまわり
1時2時を過ぎる頃から、テンションがおかしくなってきます。

4時になってしまえば、天文薄明(なんとなく東の空が明るく
なってきてしまう)がはじまり、天体観測が難しくなります。
それまでに、星が見たい!という気持ちと
「眠い」という気持ち。

天文部員。
山に合宿に行ったのなら、昼間は眠っていればいいのに
日中は、元気いっぱい、山登りなどしてしまっています。
川遊びなどもしてしまっています。
1日身体を使って遊びまわっているので
夜は眠い…。本気で眠い…。(←何しに行ってるんだ(^_^;))

眠いなかでの、本気の「賭けトランプ」

ちなみに当時の仲間、って
記憶の良い人が多かったんですよね…。
大富豪とかやっていても、
場に出た札は、全部覚えている人がけっこういる…。
誰がどの札を出したかまで確実に覚えていて
手持ちの札を完璧に当ててくる(^_^;)

私?ただでさえ物覚え悪いのに、日中に身体酷使してますから
記憶力どころか判断力も落ちている中でのトランプですよ。

そんなわけで、いつも見張りに立っておりましたとも!!

それだけ弱い人でしたが
でも、あの「賭けトランプ」は面白かったです(*^_^*)
場にある札を見るだけで、すいすいと、相手の手札を読んで
魔法みたいに勝ってゆく人の腕前を見るのも
そういう記憶力抜群の人達同士での、心理戦を見るのも
はらはらドキドキで楽しかったです。

また、その完璧超人たちが、眠気に負けて
うっかりミスしているのも、けっこう衝撃でした。
そっか〜、天才も眠いとミスするのか〜〜。

そして、学習しました。
カジノとかは一生涯、絶対やらないでおこうって。
だって、きっとプロの人達って
ああいった、べらぼうに記憶が良くって
ポーカーフェイスで、
相手のわずかな仕草や視線を見ながら
勝敗をコントロールする人達なんですよね(^_^;)
彼らと対峙して、勝てる自信、まったくないわ〜。
だって彼ら、はじめに勝ちを譲って、こっちの気分よくしておいて
余裕もたせたところで
がっつ〜んと激しく負けさせたりするんだもん(>_<)
(さんざん、やられた……)
あれで、お金なんて賭けたら、怖いわ〜。

という感じで、本の紹介です。

スペードのクイーン/ベールキン物語 (光文社古典新訳文庫)

スペードのクイーン/ベールキン物語 (光文社古典新訳文庫)

賭けトランプのお話です。
必ず勝つ、という3枚のカード。
このカードの秘密を手に入れるために
人が人を騙し、人をそそのかし
運命に翻弄されます。

個人的にこれは、ロシアの怪談じゃないかと思っております(笑)
「スペードのクイーン」だけなら短いですし
夏にぞ〜としたい方にお勧めです(*^_^*)
ロシア文学の中でも、これはとても読みやすいと思います!