飛鳥!!!!
行ったみたい時代といえば、「飛鳥時代」です!!
万葉集が好きなのです(*^_^*)
それに、この時代の装束も好き(*^_^*)
いったいこの頃、どんな日本語を話していたの?
どんな発音だったの?
万葉仮名の音の違いはどうだったの?
食事は?
相当高かったと言われる染色技術。
誰が、どんなふうに、どうやってやっていたの?
それに、当時の衣装を、生で見たみたい!!
知りたいことがいっぱいです。
この目で見られるものなら、見てみたい。
そして、尋ねたい。
現在では、読解不能となってしまった
万葉の歌。
これはどう読めばいいの???
あ、あと見てみたいのが
「大伴家持」(笑)
あの、もてもて男くん、実際にはどんな人だったのか!!
是非とも、お会いしてみたい。
あ、飛鳥っていうか、もう平安時代に入っちゃいますが(^^ゞ
ちなみに、家持くん、古語的表現の会うじゃなくて、
遠くから眺めるだけでいいです。
もちろん。
勝手に盛り上がっていてもいけないので
家持のモテっぷりを示す和歌をいくつか(笑)
まず、家持16歳。後の奥さんに贈った歌。
振り放(さ)けて三日月見れば一目見し
人の眉引(まよびき)思ほゆるかも
夕焼けの空なのでしょうか。
まだ明るさの残る空に、薄くひいたように現れる三日月。
これを見上げて、恋しい人の眉を思い出すという
なんとも情緒あふれる歌で、好きな一首です。
でも、家持、あっさり浮気(苦笑)
お妾さんをもらいますが、彼女はすぐに亡くなってしまいます。
亡くなった方に贈った歌がいいのです。
秋さらば見つつ偲へと妹が植ゑし
屋戸の石竹(なでしこ)咲きにけるかも
秋になったら、見てくださいね。と
貴方が植えた庭の撫子が咲いています。
もう、これを植えたあなたは、どこにもいないのに。
切ない(;_;)
で、その後家持、あっさり奥さんのところへ戻ります。
その奥さんが家持に贈った歌。
玉ならば手にも巻かむを
うつせみの世の人なれば手に巻き難し
玉(宝石)なら、この手に巻いて手放さないのに。
この世に生きる人だもの。手に巻いておくのは難しいわ。
あなたは、すぐにどこかに行ってしまうのね。
うわあ(^^ゞ
そう言いたくもなりますわねえ。
でも家持、こんな歌を奥さんに贈っております。
相見ては幾日も経ぬを幾許(ここだ)くも
狂ひに狂ひ思ほゆるかも
貴方に逢ってから、まだ何日も経っていないというのに
貴方への想いに、気も狂いそうです。
ごちそうさま。
でも、家持は浮気ものだった!!!
紀郎女という、かなり年上(母親年齢くらいだったらしい)の女性と恋をします。
彼女から家持への歌が、だんだん余裕がなくなってゆくのが
たまらん切ないです(>_<)
玉の緒を沫緒(あわを)に搓(よ)りて結べらば
在りて後にも逢はざらめやも
お互いの魂の緒を、ゆるやかに縒って結んでおきましょう。
いつかの後に、きっと逢うことができましょう。
そして家持の歌が、なんとも…。
百年(ももとせ)に老舌(おいした)出でてよよむとも
吾は厭はじ恋は増すとも
あなたが100歳になって、歯が抜けて、舌が出てきてしまって
老いさらばえたって
貴方を嫌いになんてなりません。
ますます恋する気持ちがつのるでしょう。
本気!!???
年上女性として、こんな風に言われたら
ちょっとくらくらしちゃいますよね〜〜〜。
でも、家持、あっさり他の女性とも浮気………
当時はそれが風流だったのかもしれないけど……。
笠郎女。
もうね、万葉集の中でも、一番、切ない女(ひと)だと思います!!
奥さんがいる家持を愛してしまった、笠郎女
君に恋ひ甚(いた)もすべ無み
奈良山の小松が下に立ち嘆くかも
貴方が恋しくて、恋しくて
どうすることも、もうできなくて
奈良山の小さな松の下に立って
ただ、嘆いているのです。
(>_<)
家持は、いまひとつ、笠郎女には、冷たかった気がする!
笠郎女ついにこんな歌を詠んでしまいます。
ちなみに、これ、相思相愛になった後の歌なので!!
相思はぬ人を思ふは大寺の餓鬼の後(しり)へに額つくごとし
自分を想ってはくれない人を、苦しいまでに想い続けるのは
大寺の餓鬼の像を後ろから拝んでいるようなものね。
哀しい…(>_<)
そんなに、好きだったんだね。
報われなかったんだね。
辛くて、悲しくて、自分のことさえ愛せなくなってしまったのね。
ちなみに、家持から笠郎女への歌はこれ。
中々は黙(もだ)もあらましを何すとか
相見そめけむ遂げざらまくに
中途半端なことするなら、黙っておけばよかったなあ。
結局、想い合うことなんてできないだろうに。
酷すぎる………。
じゃあ、どうして〜〜〜〜(怒)
あかん、長くなりすぎました。
本の紹介は、もちろん万葉集!
家持の恋愛事情のわかる歌は、まだまだたくさんあります!
よかったら是非読んでみてください。
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万葉集。入門書を読んだあとは、是非これを!
解説が詳しくて、読みやすくて、
個人的に好きなシリーズです(*^_^*)
あ、入門書はこちらで
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有名な歌がたくさん載っていて、
入門書として読みやすいと思います!
今回、好きな話題にもっていってしまったので
あつくるしい内容ですみませんでした…。
あと、訳は紅茶の超意訳です。
文法など、無視してしまっている部分もあります。
ご了承ください。