青春は振り返っても
今週のはてなのお題は「20歳」です。
20歳、ずいぶん昔の話になってしまいました(笑)
ただ、当時のことは、もしかすると昨日のことよりもよく覚えています。
それだけ、何もかもに全力でぶつかっていた年齢だったと思います。
当時、大学生でした。
青春、部活、友情、恋愛
というキーワードでまさにあらわされるような
ありきたりで、あまりにも懸命な日々だったように思います。
毎日、とにかく必死でした。
朝アルバイトに行き、それから大学の講義に出て、友達とランチをして、
友達とたくさん話をして、午後の講義やゼミに出たりでなかったり。
夕方から部活に行き、夜10時頃からゼミ室で実験。
下手すると朝まで。早朝、部室のピアノを借りてピアノの練習。
始発の頃電車に乗って帰宅。着替えて朝アルバイトに行く。
う〜〜む。寝てないですねえ(^_^;)
そういえば、学校の七不思議を集めていた人がいて
その中に
「早朝に鳴り響くピアノの音」というのがありました。
それ私だ(;・∀・)やべー防音ダメだったかあ。
と真っ青になったことがあります。
こんな風に書くと
なんて充実した青春時代。楽しかった?と聞かれそうです。
私には、真っ暗な青春に思えました。
とにかく、四方八方壁ばかり。
やりたい思いと、情熱はあるけれど、
あちらでも壁にぶつかり、こちらでも壁にぶつかり
人と対立し、喧嘩し、愛し合い、憎しみあい、
板挟みになり、泣いて、泣いて泣いて泣いて泣いて。
やることなすこと失敗ばかり。
なにもかも、思い通りになんてならなくて。
自己嫌悪でどろどろになって
それでも先に何かがあるように思えて
毎日がむしゃらに走り続けて
いろいろ工夫をするようになって
あ、うまくいくかな?と思ったら
どか〜んと突き落とされることばかり。
そのうち、失敗した時の受け身ばかりうまくなって。
青春はよかったとか
あの頃は輝いていたとか
もう一度戻りたいとか
年とっても「絶対に」言わない
そう誓っていました。
20歳。振り返ってみると。
角ばっかりで、人にたてついてばかり。
何もかもに、自分の全部でぶつかっていって
バカだし、どうしようもない日々だった。
みっともない、情けない日々だった。
もう一度、20歳に戻りたい?と聞かれたら
「あんなキツイの、二度と御免被る」と答えたい(笑)
でも、あれだけ全力で走っていたから
後悔だけはない。
あれだけ、すべてでぶつかっていったから
かけがえのない友達を得ることができた。
角ばかりの性格で、人を傷つけ自分も傷つく中で
教えてもらったことは、計り知れない。
今「穏やかな人だね」とか言われるのは
全部あの頃、あちこちにぶつかってぶつかってぶつかって
泣いて泣いて心の形が変わるまで
必死になって転がり続けたからなのかもしれない。
今にして思うと…迷惑な人だなあ(^_^;)
20歳。いろいろな20歳があると思うけれど。
例えば子供には
後悔のない日々を送ってほしいなあと思います。
ああ、でもやっぱり、
もうちょっと、人間、穏やかに過ごしてもいいんじゃないか?
とも思います。はい。
本の紹介を入れてみます。
- 作者: 柴門ふみ
- 出版社/メーカー: 小学館
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東京ラブストーリー、当時結構はやったのよ(笑)
今、スピリッツでその後の二人の話の
漫画が掲載されていたりもします。
それ読んだら、無性に懐かしくなってしまいました。
青春がよかったとは、絶対に言わない。
でも、ときどき、
無性に懐かしくなってしまうことは、
正直、あります。