紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

7月分 読書メーター まとめ

ドストエフスキーの「悪霊」をついに読み終えてしまいました。
長い長い時間をかけて読んだせいか、ひとりひとりの登場人物が
とても身近な存在に感じられるほどだったので、ラストは
胸に響くものがたくさんありました。
すべての人におすすめする本ではありませんが
これを読まれた方と、心ゆくまで語り合ってみたいなあと
思わせる本でした。
どなたか、そんな方いらっしゃたら、お話ししたいです!



2016年7月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1405ページ
ナイス数:165ナイス

百鬼夜行抄 25 (Nemuki+コミックス)百鬼夜行抄 25 (Nemuki+コミックス)感想
読んだ日が悪かったのかなあ。よくわからなかったので、またいつか再読します。
読了日:7月29日 著者:今市子
ちはやふる(32) (BE LOVE KC)ちはやふる(32) (BE LOVE KC)感想
クイーンと名人に友達が出来た? 実は、名人がかわいらしくてツボです( *´艸`) 圧倒的な才能を持つからこその、脆さ。 努力し続け、足りない己を知るからこそ補い合おうとする強さ。 そんなさまざまな「かるた道」に毎回胸が熱くなります。
読了日:7月27日 著者:末次由紀
白いしるし (新潮文庫)白いしるし (新潮文庫)感想
西加奈子の文章は、心を掴む力があると思う。最近読書から遠ざかり気味だったのに、掴まれて、さらわれて、一気に読んでしまった。恋の衝動の激しさ、野生味、そして胸切り裂くほどの痛みを感じさせるとともに、芸術に対する姿勢に、敬意を表したくなった。 「好きとか嫌いとか、エゴやとか関係なしに、すごいものは、すごいんです。さあっと、さらっていくんです。私たちは、結局、そういうものを作らないといけないんです」 作品を生み出す者としての、矜持を感じる。やっぱり、西さんの作品をもっと読んでみたい。
読了日:7月26日 著者:西加奈子
暗殺教室 21 (ジャンプコミックス)暗殺教室 21 (ジャンプコミックス)感想
素晴らしい!殺せんせーが完璧超人でないからこそ、あまりにも魅力的だった。教育とは何かを、改めて考えさせられた。 暗殺、とまではいかなくても、人が人を教えるとか、そういうのは、本当は命と命でぶつかって、もっと本気で本音で、自分の人生全部賭けて、行うものなのかもしれない。 ジャンプで、このように、きちんと完結できる漫画があることにも、感激。 アニメも映画も見ずに、コミックが出るまで我慢しておりましたよ(笑)
読了日:7月7日 著者:松井優征
悪霊〈3〉 (光文社古典新訳文庫)悪霊〈3〉 (光文社古典新訳文庫)感想
読み終わりたくないと思いながらも、ついに読み終わってしまいました。これは、私には、人生の中でもがき苦しみながらも、信仰と愛を求めてやまない、美しい物語に思われました。本書の希望は、ヴェルホヴァンスキーのある意味での愛の成就と、スタヴローギンの最期にあると思いました。彼が死を望むほどに神を信じ、愛を求めたからです。こう考える自分は、相当変な人間かなあと思いつつ。ドストエフスキーは、すべての人に喜ばれる作品ではないかもしれませんが、これらの作品を愛する人には、何かを語らせたくなる。そんな文学であると思います。
読了日:7月7日 著者:フョードル・ミハイロヴィチドストエフスキー

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