紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

8月分読書メーター

クロイチェル・ソナタを読んで、これは、アンナ・カレーニナを読んでみなくてはと思って、今、アンナ・カレーニナ読み中です。

戦争と平和は、藤沼貴さんの訳で読んで、アンナ・カレーニナは望月哲夫さんなので、本当に同じトルストイが書いたとは思えないくらい
文の雰囲気が違って面白いです。
原文でも、そんなに雰囲気が違うのかしら?
やっぱり、訳によって、印象が変わります。

「キンノヒマワリ」も読んだのですが
読んでいる間に、なんだか、胸がいっぱいになってしまって
今更なんですが、改めて、そっか、中村紘子さんは本当に亡くなったんだって思って。いやもう、本当に、今更なんですけれどね。

なんだか、こういう時間差攻撃ってあります。
感情が時間差でやってくる。



8月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:2437
ナイス数:263

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)感想
何年経っても、突然襲ってくる恐ろしさ。偏見。何よりも自分が変わってしまったという想い。なんとも、整理しかねる、奥底から揺すぶられる作品だと思う。
白紙の一枚が、心底胸に迫る。
読了日:08月26日 著者:こうの 史代
この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)感想
日常が戦争で破壊されてゆく。はじめは少しずつ。だんだんと勢いをつけて。ばらばらに。それが、肌感覚で感じられる。原爆という非日常は、日常の中にあったのだということを、これほど身に沁みて感じる作品は少ないと思う。胸の底に確実に何かを残す。
読了日:08月26日 著者:こうの 史代
この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)感想
再読。水原さんのことも、りんさんのことも、せつない。
何度読んでもせつない。
「人が死んだら記憶も消えて無うなる。秘密は無かったことになる。それはそれでゼイタクな事かも知れんよ」
ひとつひとつの言葉にハッとする。
読了日:08月26日 著者:こうの 史代
この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)感想
ドラマを見ていたら、読み返したくなって再読。実は初版を持っているのよっていうのが、ひそかな自慢です(だから、何というわけではないのですが(;^_^A)
丁寧に紡がれる日常に、すずさんに、皆さんに、感情移入してゆく。
読了日:08月26日 著者:こうの 史代
カーサの猫村さん 3カーサの猫村さん 3
読了日:08月25日 著者:ほしよりこ
カーサの猫村さん2カーサの猫村さん2
読了日:08月25日 著者:ほし よりこ
カーサの猫村さん 1カーサの猫村さん 1
読了日:08月25日 著者:ほし よりこ
キンノヒマワリ ピアニスト中村紘子の記憶キンノヒマワリ ピアニスト中村紘子の記憶
読了日:08月24日 著者:高坂 はる香
イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ (光文社古典新訳文庫)イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ (光文社古典新訳文庫)感想
死に向かうイワン・イリイチをとても丁寧に描いた「イワン・イリイチの死
トルストイは、きっと何人もの人を看取ったのだろうな。両親を少し前に看取った者として、リアルに迫るものがある。病の痛みに苦しみ、眠れない夜にのたうち回ったことのある自分にとっても、馴染みのある感覚が言葉で言い表されている。彼の書くように、死の最後に死が終わればいいと思う。
「クロイチェル・ソナタ」は……。トルストイは女性をそう見ていたのかな(;^_^A戦争と平和でも、もちろんアンナカレーニナでも浮気するのは女性ですものね(;^_^A
読了日:08月23日 著者:トルストイ
ちはやふる(39) (BE LOVE KC)ちはやふる(39) (BE LOVE KC)感想
本当に真剣だからこそ、こぼれおちてくる気持ちとか、大切なものが溢れていて、読んでいて胸が痛くなる。本当にいつも。すごい漫画だなあ。
太一、頑張れ!
読了日:08月21日 著者:末次 由紀
ちはやふる(38) (BE LOVE KC)ちはやふる(38) (BE LOVE KC)
読了日:08月21日 著者:末次 由紀
ピアニストだって冒険するピアニストだって冒険する感想
チャーミングで、はっきりと話されて、とても素敵な中村紘子先生が、あまりにも生き生きと文の中で生きていらっしゃって、なんだか読んでいて、面白いのですが、何度も胸が詰まりました。紘子先生のお誕生日に読みました。今頃登録です。
読了日:08月21日 著者:中村 紘子

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