紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

9月分読書メーターまとめ

久しぶりに「ノルウェイの森」を読みました。

あの時と変わらない感覚の自分と、まるで変ってしまった感覚の自分がいて

そんな発見も面白かったです。

 

子供を産み育てたり、親を看取ったり、

経験が考え方を変化させることはあるのだと思う。

感性はあまり変化してない気がするのだけれど(笑)

 

9月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:479
ナイス数:79

ノルウェイの森 文庫 全2巻 完結セット (講談社文庫)ノルウェイの森 文庫 全2巻 完結セット (講談社文庫)感想
再読。初めて読んだのは、ちょうど彼らと同じ年くらいの時。愛と性に悩んでいた頃だったけれど、どこか「つかみきれない」物語だった。今、歳を重ねて、たくさん失って、理解できることがある。とても大切な人を失う哀しみも、その忘却の哀しみも。でもやはり、男性が女性を愛する気持ちだけは、少し理解できないでいる。愛し方は人それぞれだし、愛なんて理解できないものかもしれないけれど。喪失や死よりも、愛は難しい。
読了日:09月21日 著者:村上 春樹
若きウェルテルの悩み (岩波文庫)若きウェルテルの悩み (岩波文庫)感想
先にファウストを読んだからとは思うけれど、ゲーテ若い!恋の苦しみ、そして、自分が自分であるための苦しみ、感傷に溢れかえっている。この本はもっと若い頃に読みたかった。 ロッテとウエルテルの恋は、やがて、ファウストとグレートヒェンの恋、そして「ファウスト」のあのラストシーンにつながってゆくようにも思える。 これほど激しく人を好きになれるのは幸せと、そう言えるのは、歳を重ねて恋が過去になるからなのだろうなあ。
読了日:09月09日 著者:ゲーテ
大奥 17 (ヤングアニマルコミックス)大奥 17 (ヤングアニマルコミックス)感想
家茂の人物が良ければよいほど、長生きしてほしかったなあと願うばかり。幕末を江戸城の視点で見られることも面白い。
読了日:09月09日 著者:よしながふみ

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