紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

2022年 8月読書メーター

8月末からコロナ感染し、ずっと寝床暮らしでした。

この夏は、どうにも体調不良ではじまり、体調不良で秋がやってきています。

 

庭が草だらけになってしまった。とほほ。

 

 

8月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2945
ナイス数:178

同志少女よ、敵を撃て同志少女よ、敵を撃て感想
本屋で初めて見た時は、なぜ日本人がわざわざソ連の女性兵士の本を書いたのかわからず「ミリオタの本か?」と思い拒否感を持った。後程、作者がロシア文学者の奈倉有里氏の弟と知り、ムチャクチャなことは書いていないだろうと、本を手に取った。時代考証等も細部まで違和感のない作品だった。しかし、だからこそなのか、ライトノベル的な文体、キャラクター、話の流れが私には魅力的には思えなかった。しかしそれが作者の狙いなのだようし、多くの読者を獲得したのだろうから、それで良いのだろう。
読了日:08月26日 著者:逢坂 冬馬
エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼] (角川文庫)エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼] (角川文庫)感想
冒頭で、室内犬の姿の神様の抜け毛に文句を言っていた主人公が、時を遡る時間旅行に行き、意識体として自分自身が「神のような」振る舞いをする事になってしまう。この経験は、どのような影響を及ぼすのだろう。 次作に期待してしまう。
読了日:08月22日 著者:荻原 規子
黄金の王 白銀の王 (角川文庫)黄金の王 白銀の王 (角川文庫)感想
長く殺し殺されを続けていた2つの氏族が、国のために争いを終わらせようと困難に立ち向かっていく物語。 人間とは、これほど理性と知性で感情を抑えて生きられるものなのだろうか。最近人間のおぞましさ、エゴの醜さ、智をこそ憎む人の心に触れることが多かったからか、 鮮烈なまでの主人公たちの生きざまに魅かれた。 権力を持つものが、腐り果てていく話ばかり聞くことが多かったため、権力の誘惑にさえも打ち勝てる、人からの評価よりも己のなすべきことをなせる力を持つ彼らが、あまりにも眩しかった。
読了日:08月12日 著者:沢村 凜
ここは今から倫理です。 7 (ヤングジャンプコミックス)ここは今から倫理です。 7 (ヤングジャンプコミックス)感想
高柳先生の学生時代からの変わりっぷりが、その間にあった出来事を想像させられて、いささか厳しいものがあった。 そのあたりは、今後描かれることはあるのだろうか。 「何故人を殺してはいけないのか」の授業。こういった話し合いの場を持てること、これを冷笑しぶちこわしにしない生徒たちであること、など、とても興味深い。話し合える基盤が作られているのだろう。
読了日:08月04日 著者:雨瀬 シオリ
ここは今から倫理です。 6 (ヤングジャンプコミックス)ここは今から倫理です。 6 (ヤングジャンプコミックス)感想
新刊が出ていてこちらから慌てて読んだ。 自分の思考を言語化する大切さを改めて実感。 思考は言語によって行われているからこそ、思考を言語化するための語彙力、そして思考を言語化する訓練は、自分の思考を組み立てる上でも、自分が何を考えているのか自分で理解するためにもとても大切なこと。
読了日:08月04日 著者:雨瀬 シオリ
ちはやふる(49) (BE LOVE KC)ちはやふる(49) (BE LOVE KC)感想
次で完結。50巻で完結とはなんとも感慨深い。
読了日:08月04日 著者:末次 由紀
薬屋のひとりごと 12 (ヒーロー文庫)薬屋のひとりごと 12 (ヒーロー文庫)感想
西域編最終巻、かな?どんどんと世界も設定も広がっていくように思えるのだけれど、(違う国の要人(伏線?)まで出てきた)このシリーズ、完結するのだろか…。 気長に次を待ちます。可能なら1、2年で新刊が出てくれると嬉しいのだけれど。。。
読了日:08月04日 著者:日向夏
エチュード春一番 第二曲 三日月のボレロ (角川文庫)エチュード春一番 第二曲 三日月のボレロ (角川文庫)感想
神である犬を飼っている主人公が、何らかの能力者であると思われ狙われるようになる。神である犬(時々人間の映像)も、犬でありながらノートパソコンを使ったり本を読んだり映像を思い浮かべるとなかなかに楽しい。主人公の周りにも不穏な動きをするもの、味方となるものなどが出てきたけれど、今後どうなるのか楽しみ。
読了日:08月04日 著者:荻原 規子
エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード (角川文庫)エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード (角川文庫)感想
神が憑いた犬を飼う事になった主人公美綾。しゃべる犬、神の話すことが興味深い。神視点からの幽霊談義など、「そう捉えるのか!」と思うことなど多い。設定のわりに淡々と1巻が過ぎてしまったが、次巻からもう少し動きがあるのだろうか?とのことで次へ。
読了日:08月04日 著者:荻原 規子

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