紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

読書メーター 7月第四週分

2013年7月22日 - 2013年7月28日の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2321ページ

ぴんとこな 10 (Cheeseフラワーコミックス)ぴんとこな 10 (Cheeseフラワーコミックス)
一弥と恭之助、いったいどうなってゆくのでしょう。コンビとしてすくすくと伸びていってほしいのに、困難ばかりがやってきます…。一弥の黒さが招く困難が多い気もしないでもないですが(^_^;)この漫画は、歌舞伎の舞台シーンが大好きです。やっぱり歌舞伎を観に行きたくなります。☆☆
読了日:07月28日 著者:嶋木 あこ

はつ恋はつ恋
ツィーちゃんの感想を読んで読んでみたくなりました。本当、これ切ないです…。はじめての恋がこんなに切ないなんて(:_;)ウラジーミルが不憫で、ジナイーダも不憫で…(:_;)モテる若い女性が時として陥る、傲慢さと奔放さを持ったジナイーダが、恋を知って変わってゆくのが、読んでいてハラハラしました。その恋は駄目だよ、幸せになれないよって。それにしても、本当に、恋って理屈じゃないですね。☆☆☆
読了日:07月28日 著者:イワン ツルゲーネフ

スズメ百態面白帳スズメ百態面白帳
すずめ本第二弾(*^_^*)特にすずめの食べ物と巣作りが詳しく書かれていました。写真も豊富で、かわいいすずめたちが堪能できます。猫を飼っている(?)猫好き作者が猫と小鳥たちとの関係に困惑する様子も書かれています。都会に集団で住むすずめ達の様子もこまかく書かれていて、参考になりました。いつまでも、雀と仲良く暮らせるようにと願わずにはいられません。☆☆☆
読了日:07月25日 著者:大田 真也

風立ちぬ風立ちぬ
ロマン派の音楽のような、情景が目の前にあらわれる、流れるような美しい文章が心地よく胸に沁み込んでゆく。でも、内容は相当シビア。サナトリウムで恋人が病んでゆく中で、死にゆく者と見送る者の心の移ろいと幸福が、死後残された主人公の心の有様が、切ない音楽のように奏でられる。身近に人をなくしたことがあるのならば、この美しさの中の壮絶さは、ただのロマンティックなどではないと思うはず。「風立ちぬ。いざ生きめやも」日本語の美しさを、指ですくいあげたような作品。映画を見る前に読めてよかった。☆☆☆
読了日:07月25日 著者:堀 辰雄

天智と天武 2 -新設・日本書紀- (ビッグコミックス)天智と天武 2 -新設・日本書紀- (ビッグコミックス)
中大兄皇子がBL風で、また驚かされました(゜o゜)大海人皇子の謀略ぶりが「この調子で壬申の乱も…」と思わされ、なかなか楽しいです。額田大君も出てきて、今後が楽しみです。あとは持統天皇(うののさららの漢字が出せなかった(^_^;))が今後どんなキャラにされてしまうのかが、たいへん楽しみです。☆☆☆
読了日:07月25日 著者:

天智と天武 1 (ビッグコミックス)天智と天武 1 (ビッグコミックス)
奈良時代前後の激動の時代もの、大好きです(#^.^#)大海人の腹黒な良い人ぶりはともかくとして、中大兄の「これはツンデレなのか!?」というキャラクターに愕然としました。解釈としては、大海人の出自にも驚きましたが、鎌足=○○が「そうきたか!」とまたまたびっくり。これから出てくると思われる人物がどう解釈されるのか、なかなか楽しみです。じつに挑戦的な漫画です。☆☆☆
読了日:07月25日 著者:

カラマゾフの兄弟 完全版カラマゾフの兄弟 完全版
一か月間、ちょっとづつ読み、ついに読み終わりました。同じ本と一か月も付き合っていると、登場人物たちに親しみがわいて、読み終わる時には「もうお別れなのね(;_:)」と淋しくなってしまいました。前半はゾシマ長老に圧倒されるばかり。彼のかぎりない愛に、何度も眼がしらを押さえました。ミーチャもイワンもアリョーシャも、スメルジャコフでさえ、皆なにかしら純粋で魅力的でした。あ、でも、女性達は、「どうしてそうなるの??」といまひとつ感情移入できず…。また、何年後かに再読したいです。☆☆☆☆
読了日:07月23日 著者:フョードル・ドストエフスキー
シンデレラ・ティース
シンデレラ・ティース
「ホテルジューシー」の姉妹版。やっと読むことができました。サキちゃんが、人に出会い、いろんな経験を積む中で、自分を超えてゆく姿にじんわりきました。こう書くと熱血ものみたいですが(^_^;)やわらかな、優しい心によりそった作品で、「和菓子のアン」と同じくほっこりできました。☆☆☆
読了日:07月23日 著者:坂木 司

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