紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

読書メーター 10月最終週〜11月ちょっと(笑)

この週は、読んだ本すべてが面白かったです。幸せ=^_^=

2013年10月28日 - 2013年11月3日の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1015ページ

“文学少女”と恋する挿話集3 (ファミ通文庫)“文学少女”と恋する挿話集3 (ファミ通文庫)
変わってゆく竹田さんに、じんわりと胸を打たれました。心に大きな傷を受けたときに、自分に縛られたり、過去にとらわれたりして身動きできなくなることがある。この本は、人と係わる間に、たくさんの時間の果てに、自分が少しずつだけれど変われる可能性を示してくれる。☆☆☆
読了日:11月03日 著者:野村 美月

世界で一番美しい元素図鑑世界で一番美しい元素図鑑
再読。写真もいいけれど、筆者の文章がちょっと皮肉がきいたユーモアたっぷりで好きなんです。カリウムとバナナと放射能の関係など、豆知識もたくさん書かれています。実は化学は、ほとんどわからない私なんですが、基礎知識がなくても楽しめます。(あれば、もっと楽しめるのでしょうね)時々手に取って眺めてしまいます。今日はちょっと落ち込んだので、きれいな写真と、くすくす笑える文章に癒されてみました(*^_^*)☆☆☆
読了日:11月03日 著者:セオドア・グレイ

私を知らないで (集英社文庫)私を知らないで (集英社文庫)
キヨコには、惹かれました。カッコイイです。ただ、全編とおして、どうにもせつなかったです。愛の息苦しさとままならなさが、読んでいてすこし辛かったです。☆☆☆
読了日:10月31日 著者:白河 三兎

大奥 10 (ジェッツコミックス)大奥 10 (ジェッツコミックス)
一度では理解しきれず(^_^;)すぐに再読です…。二度目は、田沼意次の虚と実の姿に胸をつかれました。善政を行おうと尽くす田沼に対する、無常な批判がせつない。それは、わが子を殺されるほどのことなのか。殺害者が奉られるほどのことだったのか。真実は見えにくい。青沼も、源内も。息苦しさを感じ、終わりへの予感を感じさせる十巻でした。☆☆☆
読了日:10月29日 著者:よしながふみ

誰かが足りない誰かが足りない
6つの短編集。認知症のマダムが切なかったけれど、すべては、最後の「足りない誰かを待つことができる」の一言に救われたような気がしました。 誰かを足りないと思うのは切ないことではあるけれど、それだけ近しい人と巡り会えた幸せは、必ず自分の内にあるのだと気づかされました。☆☆☆
読了日:10月29日 著者:宮下 奈都

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