紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

読書メーター 4月分まとめ

2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:4488ページ
ナイス数:1574ナイス

カラフル (文春文庫)カラフル (文春文庫)感想
自分が中学生の時、突然自分の母親は母親である前に一人の女性で一人の人間なんだと気づいてびっくりしたことがある。そうして客観的に自分の家族を見てみると、視点が変わって、今まで見えなかった家族の姿が見えてきてさらに驚いた。本当はこの世界はとてもカラフル。死んでしまったら自分の未来を殺してしまう。
読了日:4月30日 著者:森絵都
つばさものがたり (角川文庫)つばさものがたり (角川文庫)感想
治らない病、死に至ることがわかっている病を抱えて生きていると、どうしても躊躇すること、あきらめてしまうことが増えるように思う。それでも夢を叶えようとする姿には、勇気をもらえる。天使がいたら、いいのに。
読了日:4月30日 著者:雫井脩介
おしまいのデートおしまいのデート感想
短編集。どれもこれも、「もっと読みたい!」と思わされます。それこそが、素敵な「おしまい」のしるしなのかもしれません。
読了日:4月30日 著者:瀬尾まいこ
黄色い雨黄色い雨感想
雨音を聞きながら読むには、ある意味最高の本なのではないだろうか?詩情あふれる文章は、まるで吟遊詩人のバラッドを聞いているよう。黄色い雨が降りしきる中、孤独と死が村を呑みこんでゆく。冷徹にそして愛をこめて、ゆっくりと残酷なまでにゆっくりと終焉に向かってゆくこの世界は、恐ろしくもあり、何故か懐かしくもあった。
読了日:4月29日 著者:フリオ・リャマサーレス
なごや古本屋案内なごや古本屋案内感想
中学生の頃から、本を捜していろいろな古本屋を巡りました。馴染の古本屋さん、そしてまだ知らないたくさんの古本屋さんが紹介されている、楽しい本でした。ただの古本屋さん情報誌ではなく、古本屋さんのシステム、古書店エッセイなどもりだくさんで充実した一冊です。「黒本」「白本」という言葉もはじめてしりました!
読了日:4月28日 著者:鈴木創
真夜中のパン屋さん 午前3時の眠り姫 (ポプラ文庫 日本文学)真夜中のパン屋さん 午前3時の眠り姫 (ポプラ文庫 日本文学)感想
ついに話が繋がってきた感じです。だから「真夜中のパン屋さん」なのか!受け入れてくれる人がいること、幸せを感じられることって大事だなと思いました。
読了日:4月23日 著者:大沼紀子
モナミは世界を終わらせる? (銀のさじ)モナミは世界を終わらせる? (銀のさじ)感想
娘が「面白い」という「はやみねかおる」さん。図書館にあったので読んでみました。なるほど。テンポが良くてキャラクターが面白いです。
読了日:4月21日 著者:はやみねかおる
アンネの日記 (文春文庫)アンネの日記 (文春文庫)感想
イベント「アンネとお茶を」にて読み始め、読むことがつらくて、何度も何度も本を置き、さまざまなことを思いめぐらせながら、ようやく読み終えました。戦時下、身を隠し生きる彼女にとって日記がどれほどの支えであったのだろうか。自由を望み、将来に夢を見た彼女が「後ろの家」を出られたのは、ただ強制収容所へと送られる時であったという事実が、悔しく切なくてたまりません。これほど魅力的な文章を書くアンネの文を、そして小説を、たくさん、たくさん読みたかった。戦争のない世界で。今は、この企画をたてていただいたことに感謝を。
読了日:4月20日 著者:アンネフランク
戸村飯店 青春100連発 (文春文庫)戸村飯店 青春100連発 (文春文庫)感想
夜眠れなくて読み始めて、面白くて結局最後まで読んでしまい、昨夜はほとんど眠れませんでした(^_^;)。自分が考えている自分と、他者から見た自分というのはずいぶん解離しているものです。そんなすれ違いが、優しくまた暖かい視点で描かれていて、こころがほんわかとしました。家族の温もりを感じられる一冊でした。
読了日:4月20日 著者:瀬尾まいこ
ちはやふる(24) (Be・Loveコミックス)ちはやふる(24) (Be・Loveコミックス)感想
周防名人の周辺が気になる巻でした。彼の電話の相手は誰なのか?勝負の行方も気になるけれど、登場人物皆の生き様が美しくて、好きです。
読了日:4月12日 著者:末次由紀
悪夢の棲む家 ゴーストハント(2) (KCx ARIA)悪夢の棲む家 ゴーストハント(2) (KCx ARIA)感想
久しぶりに彼らに逢えました(*^_^*)ここまでくると、旧友に逢うような懐かしさがあります。
読了日:4月11日 著者:いなだ詩穂
アルスラーン戦記(1) (少年マガジンコミックス)アルスラーン戦記(1) (少年マガジンコミックス)感想
確か中学生の頃、アルスラーン原作を胸を躍らせながら読みました。冒頭の追加部分が素晴らしい。人物が天野画伯の絵で頭に入っているので(^_^;)←最初の刷り込みって怖い…微妙に違和感も感じましたが、楽しく読了しました。違和感は慣れで薄らいでゆくでしょう。今中学生の娘がこの漫画を懸命に読んでいます。時の流れの中で残ってゆく、物語の命の長さを感じました。
読了日:4月11日 著者:荒川弘
いつまでもショパン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)いつまでもショパン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
音楽小説!ですね?ピアノの演奏描写が素晴らしくて、まるで演奏が聴こえてくるようでした。交響曲の最終楽章を聴いたような盛り上がりでした。しかもアンコール付き。でもまだ続編があったら読みたいです。
読了日:4月7日 著者:中山七里
図書館の魔女(下)図書館の魔女(下)感想
一気に読んでしまって、本の分厚さはこの世界に浸っていられる幸せそのものでした。言葉が美しく輝くことを改めて感じられました。続編はないのですか?あればきっと読みます!
読了日:4月5日 著者:高田大介

読書メーター