紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

ショパンの音楽。牛田君の記事によせて。

また音楽の話題です(苦笑)
タイトル変えたから大丈夫です。

もうじき牛田くんのショパン2番のツアーが始まることもあり、関連記事が雑誌やネットに出回るようになりました。嬉しいです(*^_^*)

その中で、ショパンの音楽について牛田君が、
 『ショパンの作品には、最後のコーダの部分がとても明るいものが多いですよね。一生懸命、真剣に悩んで、だけど最後のところで急に明るく解決に向かいます。それがどこか、あきらめのようにも感じられるのです。』
と語って見えて、面白いな〜と感じました。

私としては、ショパンの音楽からは
好きの持つ痛みとか、愛情の中の憎悪とか
そんな幸福と共にある苦みが感じられるんです。
それに、不思議なくらい彼の楽譜からは「死の匂い」が感じられます。
ワルツはそうでもないのですが、マズルカとか、ポロネーズとかで特に。

私自身が病気持ちで、思い通りにならない身体に対するいら立ちや
「死」への想いをかかえているから、そう感じてしまうだけかもしれませんが。
でも、その感覚は、リストからは全く感じられないんですよね。

確かにショパンの音楽は最後に明るくなるものが多いと思います。
しかもラスト一音だけ明るかったりするのもある(^_^;)
私にはその明るさは、希望を見たいという気持ちや、すがるべき何かのように
感じられます。
苦悩のままで終わらせたくない願いや祈りのようにも思われます。

同じ楽譜を見ていても、まったく違うことを感じて、表現するんだなと思うと
音楽の懐の深さみたいなものを感じて、とっても面白く思われました。

牛田君のインタビューのリンクを貼っておきます


http://www.japanarts.co.jp/blog/blog.php?id=935
http://t2.pia.jp/interview/classic/ushida-tomoharu.jsp