紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

子供の舞台は心臓に悪い

この前、娘のピアノ仲間のお母様たちと、一緒にお茶をしてきました(*^_^*)

いろいろな話題が出てくる中で
「コンクールの時に子供の演奏を聴いていると、心臓に悪い…」
という話になりました。
どのご家庭でも、「子供以上に親が緊張するよね(苦笑)」と…


我が子がどれくらい練習していたか
どれくらい打ち込んでいるか
そして、そのために、何が起こってきたか
親は時に片目をつぶりながら、時々耳もふさぎながら、
それでも見ているのです…。
口を出したい時にも、ぐううっと我慢しながら。
(時々さすがに口を出しますが。
 「宿題はやったの(怒)」とか
 「いい加減部屋を片付けなさい!(怒)」とか
 「荷物を作るのくらい、一人でできるようになりなさい!(怒)とか」)

舞台の前は、親も、いろいろやることがあります。
まず、荷物チェック。
最近はさすがに子供が自分で荷物をつくるのですが…。この前、コンクールに出かける
直前にチェックしたら、
ウチの子、また靴を忘れていました(-_-;)
ドレスに運動靴で舞台に出るつもりですか!(怒)

そして、送迎。
コンクール会場は、なんだかんだと遠いので
電車や車などなどで送ってゆきます。
そして会場に入ってからは、女の子の場合は、ドレスの着付けがあります。
コルセットタイプや、後ろのリボンは一人では難しい…。
そして、髪のセット。
子供の髪を結いながら、
「どうぞ、無事に弾けますように」と祈るような気持ちになるのは
多分、どこの親でも同じではないでしょうか。

そして演奏が始まれば、自分は客席で、何もできずにただ見ている。

子供が、この舞台の前に、どうなっていたかも知っていて
じっと、舞台を見つめることしかできません。

数日前から、様子がおかしかったとか。
ピアノの前でこっそり泣いていたのを、実は知っているとか。
直前に、緊張のあまり、演奏がとっちらかっていたとか。
前のレッスンの時、暗譜がとんでたよな…とか。

いろんなことが思い出されてしまって
胸がドキドキしてしまうのです。
…もう、寿命が縮むくらい…。

どうにもこうにも、子供の舞台は心臓に悪いです。