紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

また映画

きいろいゾウ」を観てきました。映画観すぎ(笑)
右隣の主婦らしき人が号泣していて、左隣の男の人が寝ていました。
たぶんそんな映画です。

もともと、原作が大好きなので。正直不安半分で観に行きました。
「ツマ」がとてもよかったです。宮崎あおいはツマそのもの。子供の感覚を残した大人の魅力全開で、破壊力がありました。前半のツマの世界どっぷりな感覚もとても素敵でした。でもこれは、人によっては、拒否感あるかも。感性で生きている世界を表現しているようで。理詰めで見てはいけない映画みたいでした。
「ムコ」の向井理は、原作とはイメージ違うなあと違和感があるものの、映画としては、とてもよかったです。ツマを見る表情が、愛情いっぱいで、よくこんな表情ができるものだと、感心しきり。
「大地君」は、さすがに、ちょっと難しかったかな〜という印象。アイコンタクトとか、ツマへのどうにもならない恋心とか、そのあたりがもうちょっと画面から伝わると、面白かったかなあと。
原作で大好きだった、大地君がツマに触れるシーンとか、大地くんとムコさんの東京でのシーンが、いまひとつだったのが、たいへん残念です。

この映画では車で海に向かうシーンが好きでした。不機嫌になってゆくツマと、なだめるムコが、実に夫婦らしくて。夫婦のマジックをみているみたいでした。

夫婦になる「良さ」がたくさん詰め込まれた映画だったと思います。