紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

読書メーター 11月第三週分

最近、読む本に恵まれています(*^_^*)ありがたいこと。
文学少女シリーズ、外伝といえ本当に最高のラストでした。ラノベ、侮れません。

2013年11月11日 - 2013年11月17日の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1083ページ

“文学少女”見習いの、卒業。 (ファミ通文庫)“文学少女”見習いの、卒業。 (ファミ通文庫)
キンドル版。こんなに美しい、贅沢な片思いもあるのかと、切なく優しい気持ちになれました。泣いているばかりだった心葉君が、ぐっと成長しているのが、切ないほど嬉しかったです。彼がここまで成長したのは、遠子先輩のおかげであると同時に、菜乃ちゃんと出会えたからだと思うのです。たとえずっと片思いであってったとしても、菜乃ちゃんの存在は心葉君に刻み込まれたと思うのです。20年前に読みたかったです。今回は「こころ」と「桜の園」が元でした。☆☆☆☆
読了日:11月17日 著者:野村 美月

ピアノソロ(中〜上級) 清塚信也  ベスト・セレクションピアノソロ(中〜上級) 清塚信也 ベスト・セレクション
選曲がロマンティック=^_^=これも、コンサート会場にて購入。初めて清塚さんのピアノを生で聴いた時、『これは雨の音』『これは光が水に反射している音』『これはお菓子たくさん食べているときの音』とピアノをおもちゃにして自由きままに音を並べていた日のことを思い出しました。今、古典派の勉強中で、和声とアナリーゼとメトロノームに苦しんでいるだけに、彼のピアノに、鮮烈な印象を抱きました。でも、自由を手にするためには、やっぱり楽典も知識も必要なんですよね。それを実感したこの一冊でした。☆☆☆
読了日:11月15日 著者:

ショパンはポップスだ ―清塚信也のクラシック案内 (CD付き)ショパンはポップスだ ―清塚信也のクラシック案内 (CD付き)
コンサートに行って、とても楽しかったため購入(*^_^*)語り口がやわらかくて、とても読みやすかったです。子供にも薦めたい一冊。各年代のイメージがとてもつかみやすかったです。バッハを弾く時は、敬虔なクリスチャンモードをONにするって、凄く新鮮で納得のいく一文でした。それと同時に、弾く時の心を大切にされる方なのだなと、思いました。清塚さんのピアノはどこか自由で、音を楽しんでいる感じが好きです。☆☆☆
読了日:11月15日 著者:清塚 信也(きよづか しんや)

終わらない歌終わらない歌
読んでいて何度も、背筋がぞっとするほどの感情が芽生えました。パンドラの箱に残った希望を、「ゼウスのもたらした災厄のひとつ」と捉える感覚も、人の声を『雨みたいな声』と例えるのも、一番になれないじれったさも。心にふりかかる綺麗な言葉の数々に、震えました。帯の、『覚えてる?今、あのときの未来だよ』の部分では、涙があふれてきました。宮下奈都さんの著作の中で今一番好きな本になりました。☆☆☆☆
読了日:11月15日 著者:宮下 奈都

ねにもつタイプ (ちくま文庫)ねにもつタイプ (ちくま文庫)
この方のエッセイを、初めて読みました。異次元に迷い込んだような不思議な読後感。でもそれがとても心地よかったです。何度吹き出したことでしょう(笑) 特に気に入ったのが、コアラの鼻です。コアラの鼻は取り外しもできないし、文鎮にもキーホルダーにも、パソコンのマウスにもならないってば(大爆笑)人前では読めない本です。笑いすぎるから。☆☆☆
読了日:11月11日 著者:岸本 佐知子

読書メーター