紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

読書メーター 11月第四週分

今週も良い本にたくさん巡り会えました。☆三つが多いですが、「こちらあみ子」「何者」は四つにしようか迷ったところ。


2013年11月18日 - 2013年11月24日の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1983ページ

キミと話がしたいのだ。2キミと話がしたいのだ。2
相変わらず「くま」が可愛くて=^_^=なごみます。あたたかい「くま」いいな〜〜。猫の体温を感じたくなりました。☆☆☆
読了日:11月24日 著者:オザキミカ

魔女の宅急便 (角川文庫)魔女の宅急便 (角川文庫)
文庫化を機に読んでみました。映画の印象が強く、はじめはそちらに引っ張られましたが、だんだんこちらのキキになじんできて楽しくなってきました。娘と同じ年頃の女の子が成長してゆく様は、頼もしくもあり、何故か少しさみしくもあり(コキリさんに同調してますね(^_^;))爽やかな読後感、続きが楽しみです。☆☆☆
読了日:11月24日 著者:角野 栄子

40代をいちばん素敵に美しく過ごすコツ40代をいちばん素敵に美しく過ごすコツ
40代、無理しちゃいけないのね(^_^;)なんとなく、上手に自分を受け入れましょうと言われたような印象でした。☆
読了日:11月24日 著者:横森 理香

こちらあみ子こちらあみ子
発達障害と思われる女の子「あみ子」の視線で描かれる世界はどこかあいまいで、素朴なあみ子の愛情がどうしようもなくすれ違い、相手を切り裂いてゆくのが切なく辛かったです。『田中先輩』があみ子に応答するシーン、野球少年との会話が爽やかで、なぜか胸に刺さります。冒頭のシーンが救いのようでもあり、今後への不安のようでもありました。良い本です。☆☆☆
読了日:11月22日 著者:今村 夏子

十字架 (100周年書き下ろし)十字架 (100周年書き下ろし)
読んでいる間、柔らかな手で心臓をつかまれながら『お前はこれほどまでに醜い』と言われているようでした。私の友人も自殺をしました。「この十字架を一生背負う」なんて言葉を本当の意味で理解したのは、彼女の死から20年も経ったころからです。☆☆☆☆
読了日:11月21日 著者:重松 清

雪と珊瑚と雪と珊瑚と
心が弱っている時に、暖かいスープや飲み物を手渡してもらえるって、本当にありがたいことですよね。そんな場を作ろうとする珊瑚を応援しながら読みました。『いつか命にかわるもの』ってCMのフレーズにもありますが、食べ物って大切なんだと思うのです。畑から採ってきたばかりのお野菜って、本当に美味しいのですよね〜(*^_^*)そんなお野菜で作られるお惣菜が売っているお店が近くにあったら行きたいです。くららさんの言う「プライド」も考えさせられるものが多くありました。プライドが高いっって実はどういうことかと…。☆☆☆
読了日:11月21日 著者:梨木 香歩

南の島のティオ (文春文庫)南の島のティオ (文春文庫)
南の島の空気をいっぱいにはらんだ本。この寒い季節ではあるけれど、読んでいる間、まるで美しい南の島のビーチでやわらかにヤシの葉をゆらす風の音を聞いているみたいだった。ティオ少年も魅力的。☆☆☆
読了日:11月20日 著者:池澤 夏樹
何者
何者
痛い本でした。ここに書かれているみっともなさは、見たくない自分として経験したことがあるからだと思います。みっともない、かっこ悪い自分から逃げ出したくて、批判したり、傍観してしたり、自分だけは違うと思いたいのに、そんな自分が一番かっこ悪かったりする。☆☆☆
読了日:11月18日 著者:朝井 リョウ

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