紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

読書メーター記録 11月最終週 

2013年11月25日 - 2013年12月1日の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:832ページ

“文学少女”と恋する挿話集4 (ファミ通文庫)“文学少女”と恋する挿話集4 (ファミ通文庫)
キンドル本。もう少しでシリーズ全部読めてしまうと思うと、もったいなくてとっておいたのですが、読み始めたら一気読み(^_^;)皆がそれぞれの答えを出したようで、ほっとしたような、淋しいような。卒業式みたいな本でした。☆☆☆☆
読了日:11月27日 著者:野村 美月

とりつくしまとりつくしま
初めて東直子さんの本を読みました。読友さんの感想を読んで読みたくなった一冊です。出会えてよかったです。亡くなった魂が、一度だけ物にとりつくことができる。さまざまな人がさまざまな物にとりつき、その後の家族や愛する人を見つめます。物だから何も語ることも何も手をだすこともできない。変わらない自分と変わってゆく人々の間で、せつなくも愛おしい物語が紡がれています。こんな美しい本に出会える機会をもらえた読メに感謝。☆☆☆
読了日:11月26日 著者:東 直子

それを愛とまちがえるからそれを愛とまちがえるから
お互いに恋人がいる夫婦と、そのお相手達との物語。言葉にしてしまうとなんとなくしっくりしない、でもどこかで感じている想いを、そのまま、やっぱり言葉にはせずにドン、とつきつけられたような感覚がありました。夫のことは愛している、でも恋人は必要。自分自身に振り回され、誰かに(夫に?)止めてほしいのに誰も止めてくれない。そんな主人公は「めんどくさい人だなあ」と思いつつも興味深かったです。☆☆
読了日:11月25日 著者:井上 荒野

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