紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

いつも何度でも

音楽の話ですが、今日はクラシックの話ではありません。
ジブリです。

ジブリ音楽、好きな曲がけっこう多いのですが
その中でもお気に入りの一曲がこれです。
「いつも何度でも」

ちょっと面白いバージョンを見つけたので、貼り付けておきます。
一人で多声部を歌っている!
技術の進歩で、こんなことも可能なんですね。
もちろんそこだけじゃなくて、歌声がとても綺麗です。

http://www.youtube.com/watch?v=qXXbTwL79R0

この曲は、子供の出産前後によく聴きました。

娘の妊娠中は、ずっと切迫流産と切迫早産で、何か月も、ほとんど寝たきりでした。
そんな時友達が、「暇つぶしに」と、CDをたくさんくれました。
妊娠中は体調が悪くて、光が嫌でテレビも見られず、本を読む気力もなく
点滴に繋がれて、ベットの上でじ〜〜としていたんです。
どこかで、そのことを聞きつけた友達が
音楽なら、大丈夫じゃない?とCDを贈ってくれたんです。
その中の一枚が、「千と千尋の神隠し」のアルバムでした。

そのCDを気に入り、いざ陣痛が始まった時も、病院に持っていったのです。
出産ぎりぎりまで聴いていようと思って。
でも、病院に入って、数時間後、陣痛が止まってしまいました。
けっこう、あることらしいですが
初産だったので、びっくりしました。
時々、思い出したように陣痛が来るのですが、
すぐに、消えてしまいます。
今思えば、何とも娘らしい(笑)
やらなくてはいけないことがあっても、やってみて、それがちょっと難しいと
「まあ、もう一度、後でやるか」と後回しにしてしまう性格が
もう既に出産当時から!!

そんなこんなで、陣痛が起こる→消えるを病院で3日繰り返しました。
妊婦って、もう野生化していますから(^^ゞ
しかも初産ですから(^^ゞ
だんだん、精神状態が追い詰められてきて
「なんで赤ちゃん、産まれてきてくれないの?」と
不安になってしまいました。
そんな時に何度も聴いたのが
この「いつも何度でも」でした。
この曲を聴くと、不思議と落ち着いた気分になれました。
出産に似合う曲ではない気がするんですが(^^ゞ

その後もこの曲は、ちいさな娘の子守歌として、大活躍してくれました。
眠れなくてぐずっていても、この曲を歌えば、けっこう眠ってくれました。

曲って不思議ですね。
その音楽を聴いた時の、いろんな感情や想い出まで
その曲にくっついて記憶されてしまうんです。

「いつも何度でも」は
ちょっとせつなくて、でも優しくやわらかな記憶と結びついています。

話が脱線しています。夜書く文章は、ろくなことにならないです。

今度は、もう少しまともな話がかけるといいな。