紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

やわらかな雨が降る

雨の美しい季節になりました(*^_^*)
梅雨の後半は雷が鳴るのでちょっと怖いのですが。
しとしと降る雨は、大好きです。

普段雑草として取ってしまう「すぎな」
(春にはつくしとなって出てきます(*^_^*))
かなりしつこい草で、雑草として取るには苦労するのですが
こうして、水滴をのせている姿は、とても綺麗。

紫陽花が、いろいろなお宅の庭先で、
もこもこと咲いているのを見るのも大好きです。

この写真は、なばなの里。
雨降る日に、おでかけしてきました。
なばなの里は、梅雨の頃、ほたるが飛ぶのも見られます。

大人になるまで、ほたるが飛ぶのを見たことがなかったので
家族で、なばなの里まで見に行きました。

ふうわり、ふわりと空を舞う光。
消えて、また灯り。
儚げな命の輝きのような光。

川の傍で、命を輝かせる蛍がいるいっぽうで
力つきて、最後の光をともしながら、川を流れてゆく蛍がいる。

美しくて、どこか哀しく、それでも力強い、ほたるのひかり。

写真に残せない、
残しても、どこか違う光になってしまう、ほたるのひかり。

心の光にも見える輝きは、梅雨のひとときを彩る
美しい世界だと思います。

今回は、本の紹介の代わりに
蛍にちなんだ和歌を紹介します。(ついに逃げた!!)

いや、でも、はじめて蛍を見たときに
この和歌を思い出したのです。
あくがれいづるって、こういうことかって、
ふと思いました。

物おもへば沢の蛍も我が身より
あくがれいづる魂かとぞみる
      (和泉式部、後拾遺1162)

あなたのことが、恋しくて、会いたくて会いたくてたまらない。
沢を舞う蛍の光が、あなたに恋い焦がれるあまり、
この身体から彷徨いでてきた魂のように見えるくらい
あなたのことが、死ぬほど好きよ(紅茶訳(笑))

魂が肉体を離れて戻らなければ、死ですから、最後の部分は
相当意訳。ってか、ちょっと無理がある(笑)
あくがれいづる、をこの場合どう訳すか考えた結果なんですけど…。
やっぱり間違ってるかな…。
専門の方々、素人が勝手に訳してごめんなさい。

清少納言なんかに見られたら
「あまりにもあけすけで、みっともない訳だわ!!」って非難されること
間違いなし!(だと思う)