紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

ブラームス

最近、またブラームスに凝っているかもしれないです。

昨年は、チャイコフスキーラフマニノフのブームだったかも。

昨年末から、ベートーヴェンブラームスのブームがきています。

なんのこっちゃ(笑)。

今はブラームスのピアノ協奏曲2番を聴いているのですが、
なんでチェロのソロがあるんだ?ってはじめ思ったのですが
何度も聴いている間に
なんかそこがいいなって思うようになってきてしまいました。
この、チェロとピアノの音色の重なりの美しいこと。

本当は今日は、泣きたい気分だったのですが、
大人だって、そんな気分の日はあります。

ブラームス聴いていたら、なんかね、
代わりに泣いてくれてるみたいな
慰めてもらっているみたいな
みんな一緒だよって言われてるみたいな

なんだろ
誰だって、さみしさ抱えているんだし
誰だって、うまくいかないこといっぱいあるし
それでも、今のこの時を
とにかく、生きてるんだって。

よくわかんないけど、そう思った。
ブラームス聴いてて。

音楽って、いいね。

音楽って不思議だねえ。

楽譜に書いてあるだけだと、音はならないんだよ。
心の中では鳴ったりするけど。
それを、みんなで集まって
(一人の時ももちろんあるけど)
いろいろな意見だしあって
演奏って形にして
聴く人がいて
それで、音楽になるの。

音楽作った人がいて
演奏する人がいて
聴く人がいて
それで、完成する。
それでもって、聴く人それぞれが、音楽をかみしめて
心に届くんだ。

音楽作ったところから、
何年も経っていて
場所も、すごく遠いところまで運ばれたりしていて
演奏する人の心とか工夫とかいっぱい入った音楽が
聴く人の胸に
それでも、届くんだ。

当たり前のことが、ときどき、すごいなあって思う。

今の涙は悲しい涙じゃないんだ。
すごいなあって、涙なの。