紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

読書メーター、1月第五週〜2月第一週分

2013年1月28日 - 2013年2月3日の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:888ページ

「僕のお父さんは東電の社員です」「僕のお父さんは東電の社員です」
ここでの議論を読みながら、感じたことがあります。この本の論点からは外れてしまいますが。そして、すでに周知の事実なのですが。もしも万一、今原発を世界中で停止しても、使用済み燃料は残るのですね。そして、使用済み燃料の管理が必要で、そのためにはお金も必要で、原子力への知識も、技能をもつ人も必要なんですね。それも、ずっと、ずっと先。もしかしたら、石油や石炭などが枯渇してしまった先の時代までも。電気のある今の生活そのもの、そして原子力について、とても考えさせられる本でした。もう、絶対、逃げられないんだって。☆
読了日:02月03日 著者:森達也 著+毎日小学生新聞 編


きいろいゾウ (小学館文庫)きいろいゾウ (小学館文庫)
文庫化により購入、再読。以前、図書館で借りて病院で読んで、待合室で泣いてしまった本です。ツマのやわらかな視点で見る世界が、鮮やかで美しくて、胸に響きます。冒頭の、お風呂のふたを開けると、ゆであがった蟹がいるシーンも大好き。ツマとムコの奇跡に最初に気付くのが大地君というのも、たまらなく良いです。 こんなふうに、いろいろな気持ちを内包しつつ、相手をおもいやり、大事にしあえる夫婦の姿は、感動的です。☆☆☆☆
読了日:02月01日 著者:西 加奈子


SWAN —白鳥— モスクワ編 第3巻SWAN —白鳥— モスクワ編 第3巻
成長する時、努力しても努力しても、ちっとも伸びなかったけれど、ある日突然今までの殻を破るように、劇的に変わる瞬間がある。その一瞬が見事に表現された一冊だと思いました。☆☆
読了日:01月29日 著者:有吉 京子

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