紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

読書メーター 1月分および後半感想。

はい。先月後半、記録のコピーを忘れていました。そんなわけで、1月のまとめと、後半の感想を一気に^^;

ちなみに一月は、「ハンガーゲーム」を正月から一気読み。世界旅行はアメリカを出発。「みどりのゆび」で一瞬フランスに行ったものの、今2月はラテンアメリカへと進んでいます。こちらの感想はのちほど。
今月は「きみはよい子」が印象的でした。

2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:27冊
読んだページ数:6534ページ
ナイス数:2167ナイス



夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)感想
小佐内さんのセレクトするスイーツが美味しそうで…前半たまらなかったです。(スイーツ食べたい…)彼女は、名前に「幼い」をあてられているのでしょうか^^;小佐内さんも、小鳩くんも、頭はまわるかもしれないけれど、人間関係が不器用で、どこか可愛らしさを感じます。最後がとても気になる終わり方だったので、次が楽しみです。☆☆☆
読了日:1月31日 著者:米澤穂信

はんてん屋日和-おばあちゃんに教わったことはんてん屋日和-おばあちゃんに教わったこと感想
祖母が作ってくれた愛用のはんてんが、ついにどうにもならないくらいぼろぼろになり、なんとか自分でも作れないかと捜したのがこの本。手のぬくもり、手作りのよさがしみじみと伝わる良い本でした(*^_^*)でも、何度読んでも、綿入れ作業が難しそう(>_<)綿入れはんてん、はたして自作できるのか…。☆☆☆
読了日:1月31日 著者:木村壽子

乙嫁語り コミック 1-5巻セット (ビームコミックス)乙嫁語り コミック 1-5巻セット (ビームコミックス)感想
借り物です。中央アジア、ペルシアといったら、大好物です(*^_^*)地に足をつけて生活をしている人々がとても眩しい物語。細部まで書き込まれた画面の一コマ一コマの美しさに、見入ってしまいました!これはアート。そして登場人物達がいいです。個性的で、生きている輝きにきらきらしている。馬も羊も狼も鷹も、動物たちの動きも生き生きとしています。凄い。借りて読んだのに、買ってしまいそうです^^;☆☆☆☆
読了日:1月29日 著者:森薫

みどりのゆび (岩波少年文庫)みどりのゆび (岩波少年文庫)感想
読友さんの感想に魅かれて読みました。親指で触れたところから花を咲かせることのできるチト。花咲かじいさんみたいな話かと思ったら、ずいぶん違いました。チトが訪れるのは、刑務所、貧者の住むところ、病院、そして戦争のための兵器工場(親の経営する工場)。世の中の哀しみと愛について、心の深い場所に花の種を届けるような物語でした。☆☆☆
読了日:1月24日 著者:モーリスドリュオン

鳥と雲と薬草袋鳥と雲と薬草袋感想
地名にまつわるエッセイ。土地の名前って、古くから伝わるもの、謂れのあるものなどたくさんあって、実はとても面白い。でも最近そんな地名がずいぶん失われてしまっている。筆者はそれでも、明治の頃に生まれた地名でも馴染んでいるものもあるとも伝える。ひとつひとつ、ゆっくり読みたいエッセイ。☆☆
読了日:1月24日 著者:梨木香歩

クドリャフカの順番 (角川文庫)クドリャフカの順番 (角川文庫)感想
高校文化祭!懐かしいですね〜〜。あの雑然とした空気のなかでうごめく、さまざまな人の思惑が、古典部メンバー各自の視点で描かれることで、立体的に描かれ、とてもわくわくしました。高校といえば、友人を大切におもいながら同時に、自分には得ることのできない(でも欲しい)才能に憧れたり嫉妬したり期待したり。お祭り騒ぎの中に紛れ込む、胸をちりちりと焼く感情が胸に迫りました。高校のお祭り騒ぎは、若いころに体験するのはいいけれど、「もう一度やる?」と聞かれたら、丁寧にご遠慮申し上げる。こうして文字の中でだけ体験するのがいい。☆☆☆
読了日:1月20日 著者:米澤穂信

きみはいい子 (一般書)きみはいい子 (一般書)感想
読みやすくてするすると読めるのに、まるで黒い水の中でおぼれているような息苦しさを感じます。「きみはいい子」と言ってもらえることが、どれほどありがたいことか。「いい子」って言葉には「生きていてもいい子」という意味があるように思われてならないです。すべての子供が「いい子」と言われたらいいのに。すべての人が「生きていてもいいよ」と認められたらいいのに。☆☆☆☆
読了日:1月19日 著者:中脇初枝

そして父になる【映画ノベライズ】 (宝島社文庫)そして父になる【映画ノベライズ】 (宝島社文庫)感想
映画が気になっていたのに見られなかったので、こちらを読んでみました。ラストに若干無理やり感があったように思えますが、これしかなかったようにも思います。もし子供が取り違えられていたら。初めは、育てた子を取り換えるなんてできないと思いましたが、でも、どうなんだろうと。何かのはずみで、「やっぱり違う」と思ってしまったら、どうするのだろうかと。でも、そうしたら、家族って何なんだろう?血のつながりって、そんなに大事なのかなとか、いろいろ考えさせられました。このお父さん、福山くんに似合いそう。やっぱり映画をみたい。☆☆☆
読了日:1月19日 著者:是枝裕和,佐野晶

四月は君の嘘(8) (月刊マガジンコミックス)四月は君の嘘(8) (月刊マガジンコミックス)感想
子供の病気ほど、辛いものはない。公正の記憶に残りたいくせに、残される公正の心配をする(だから、友達の彼女の位置なんだよね?)かをりんが哀しい。椿のせつなさもたまらない一冊。☆☆☆☆
読了日:1月18日 著者:新川直司

リリエンタールの末裔 (ハヤカワ文庫JA)リリエンタールの末裔 (ハヤカワ文庫JA)感想
読友さんの感想から、こちらも深紅の碑文に関係すると知り、とにかく先に読みました=^_^=職人の技を集めたような、爽やかな短編集。人の「○○をしたい」という意欲、「○○が好きだ」という熱意は、やっぱりすごい。☆☆☆
読了日:1月18日 著者:上田早夕里

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)感想
小市民になりたくてもなれない小鳩くんと小佐内さんが、なんともかわいらしいです。名前に二人とも小がついているんですね(笑)「美味しいココアの作り方」は必死に考えたけど、ちょっと違っていました(^_^;)☆☆☆
読了日:1月14日 著者:米澤穂信