木苺
今年は3月になっても寒い日が続き、私の住む地域では、例年になく3月11日には、雪まで積もりました。
それなのに、暖かくなったら、一気に気温が上昇しました。
この春、数日家を空けて、夜帰宅したら
玄関脇に、真っ白な花が無数に咲いていました。
まるで、夜空の星が
庭に降り注いだように、白く、輝いていて、
胸をつかれるように、季節が変わったこと
春が訪れたのだということを知りました。
暖かくなって、木苺の花が、一斉に開花していたのです。
家を空ける数日前には、まだ寒くて、冬の気配だったのに。
木苺の花が咲き、春の訪れを知り
木苺が実り、いちご摘みをするころ
春が去ってゆくのを感じます。
庭先に実る木苺は、我が家の春の使者のようです。
本の紹介です。
今回は2冊(笑い)
- 作者: サン=テグジュペリ,Antoine de Saint‐Exup´ery,内藤濯
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/03/10
- メディア: ハードカバー
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題名は御存じの方が多いと思います。
大人になって、誰かを愛することを知ったら
そして、誰かを失う哀しみを知ったら、是非もう一度読んでみてほしいです。
とても、美しい愛の物語だと思っています。
木苺の、真っ白な夜の星降るような姿に寄せて、まずは一冊。
次は
- 作者: 梨木香歩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/02/28
- メディア: 文庫
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梨木香歩さんのエッセイです。イギリス留学の頃のお話が書かれています。梨木香歩さんは、「西の魔女が死んだ」など「生きる姿勢」を問う物語が多いですよね。こちらのエッセイは、文化の違いなど理解できない状況をいかに受け入れるか。「理解はできないが、受け入れる」ということについて、とても暖かな視点で、優しく描かれています。