紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

4月分読書メーター

令和になりました。

春はどうしてもやるべきことが多いのと

4月はちょっといろいろやっていたため

本がまた読めなかったです。

4月30日まで、1冊も読めなかったので、ついにゼロになるかと思いました。

 

平成の間にアンナ・カレーニナだけは読もうと思い、

連休に入って読みました。

ラストを知っているだけに、読むのが辛かったです。

 

彼女の心は、どうすれば、幸せになることができたのだろうと

考えずにはいられなかったです。

 

リョーヴィンとキティだって、どちらも恋に破れたのに、

ドリーも夫の浮気に苦しんだのに。

なのになぜ、アンナは、ここまで苦しまなければいけなかったのか。

 

社会の規範のせいなのか、社会から罰せられ続けたからなのか。

 

離婚が成立出来ていれば、彼女はここまで追い詰められなかったのだろうか。

 

多くを考えずにはいられない本でした。

 

「ここは今から倫理です」は本当に面白いので、おすすめの漫画です。

 

うっかり「ソフィーの世界」を読み始めてしまいました(笑)

 

 

4月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:634
ナイス数:36

アンナ・カレーニナ〈4〉 (光文社古典新訳文庫)アンナ・カレーニナ〈4〉 (光文社古典新訳文庫)感想
アンナがあまりにも切なくて読み進められなくなっていた本。平成の終わるまでに読んでしまおうと、えいっと読了。どんどんと視野が狭くなってゆき、愛か死かと心が追い詰められてゆくアンナが苦しい。アンナはどうすれば救われたのだろう。何かひとつ違ったら、違う結末にならなかっただろうか。リョーヴィンとキティの生活が生き生きと輝いて見える。自分の幸せを、何にしても「人の評価」だけに左右されてはいけないのかもしれない。
読了日:04月30日 著者:レフ・ニコラエヴィチ トルストイ
ここは今から倫理です。 3 (ヤングジャンプコミックス)ここは今から倫理です。 3 (ヤングジャンプコミックス)感想
この漫画はやっぱりすごいなあと思うのです。「他者への没頭はそれが支援であれ妨害であれ愛情であれ憎悪であれ、つまるところ自分から逃げる為の手段である」 だとすれば、他者への没頭を辞めるためには、自分と向き合うことになるのだと思う。個人主義社会主義全体主義の話も面白い。
読了日:04月30日 著者:雨瀬 シオリ

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