紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

2月分読書メーター

コロナウィルスで、なんだか大変なことになってきてしまっています。

こんな時に、娘の高校の卒業式がありました。

開催していただけたことに感謝です。

そして、私は微熱があったので、行くことを断念しました。

そしてさらに、牛田さんの川崎公演も、当日券があったので行こうとしたのですが

体調が少し悪く、前日に少し熱があったこともあり、

ものすごく悩みながら行くことを断念しました。

自分が、もしかしたら、、と思ってしまいますものね…。

 

結局すぐに熱はなくなったので、たぶんいつもの持病の発熱だったのだと

思うのですが。どうしても、今は慎重になってしまいます。

 

それは、自分にはとても悲しいことでしたが。

 

いいこともありました。

 

卒業式を終えた子供に、ふと

「卒業おめでとう。高校で何がよかった?」と聞いたのです。そうしたら

「人の話を聞く大切さを学んだこと。自分の考えに反対する人の意見を聞くことの大切さを学んだこと。自分の考えに反対する人の意見をちゃんと聞くことで、物事について、いろんな視点で深く考えることができるようになることがわかった」との答えが返ってきました。

 

生まれたばかりの、あまりにも小さくて、強く抱きしめたら壊れてしまいそうな

あの赤ん坊が

なんでも自分でやりたがるのだけれど、うまくできなくて、癇癪をおこしていた、あの幼い子供が

道端に咲いている花を摘んで、喜んで家の花瓶にさしたのに、すぐに枯れてしまったのを見て、「摘んじゃったから、こんなんになっちゃった。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい」と号泣していたあの子供が。

 

いつの間にか、こんなにも大人になっていたことに、深く感動しました。

 

ちょっと独特な校風の高校でした。髪型も髪の色もお化粧も自由。学祭なども子供たちの手で作り上げる。自主自律、そして生徒の自治を掲げた学校でした。

子供たちが、何かをつくりあげるために話し合い、その過程でたくさん傷つく娘の姿を何度も見てきました。

 

親にできることなんて、娘の好きなごはんやおやつを作って

家で待っていることくらい。

 

娘を、育ててくださった高校に、先生方に友達に、感謝するばかりです。

 

2月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1254
ナイス数:138

料理王国2020年3月号料理王国2020年3月号感想
雑誌を登録することはないのですが、たぶん保存版にする予定なので。羊肉大好きなのです。そして羊も大好きなので、たまらない一冊でした。 羊に会いに行きたい~。
読了日:02月23日 著者:CUISINE KINGDOM
銀の匙 Silver Spoon (15) (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon (15) (少年サンデーコミックス)感想
まさかのロシアでした(笑) ここに書かれているロシア語ほとんど読めた~(*'▽') という変な感想でごめんなさい。 農業、酪農について考えさせられたシリーズでした。
読了日:02月23日 著者:荒川 弘
ここは今から倫理です。 4 (ヤングジャンプコミックス)ここは今から倫理です。 4 (ヤングジャンプコミックス)感想
個人主義」と「全体主義」のディベート面白かった。そこから気づきが生まれてゆく。「相手も自分も不完全」 そして、愛とは受け止めるだけでなく、突き放す愛もあるということ。旅の話も面白かった。「正しさがこんなに早く時代とともに変わるもんかね」 1,2巻電子だったけど、紙で買いなおそうかな。(また、これやってもうた) そしてドラマ化?びっくりだ。
読了日:02月23日 著者:雨瀬 シオリ
戦争は女の顔をしていない 1戦争は女の顔をしていない 1感想
コミックになったからこそ、手に取った一冊だったと思う。 女の子たちの長い髪、普段履いているスカート、サモワール、壁にかけられた美しい絨毯、ペチカ、やわらかな椅子。これらの描写があるからこそ、戦場での短い髪やズボン姿が胸に迫る。日本の戦争ものを読むと、ソ連兵は野蛮で恐ろしいばかり。しかしここに描かれるソ連兵は、心があり、温かさがある。戦争について考える。 「戦争で一番恐ろしかったのは、男物のパンツをはいていることだよ」に共感。猫を抱く姿に涙。多くの人に手に取って欲しいと思う。
読了日:02月21日 著者:小梅 けいと
ラストレター (文春文庫)ラストレター (文春文庫)感想
「君にまだずっと恋してるって言ったら信じますか?」 映画用の表紙のこの言葉が、そっと胸に落ちる。会いたくても会うことができない、それでもずっと好きな人。 「君に会いたい。それが叶うなら、死んでもいいかな。そう思った」 感傷的ではあるけれど。 会いたくても会うことができない人は、不思議と心に残り続けるのかもしれない。
読了日:02月21日 著者:岩井 俊二
風の谷のナウシカ コミック 1-7巻セット風の谷のナウシカ コミック 1-7巻セット感想
ナウシカ歌舞伎に行けなかったので、とても久しぶりに一気に再読。 小学生の頃からの付き合いの漫画。漫画を読みながらついつい当時の自分のことも思い出してしまう。 ナウシカの力強さやさしさに魅かれるのはいつものことながら、クロトワなど当時あまり気にしなかったキャラクターの面白さに気が付いたりする。 蟲や腐海の造形の美しさにも、改めて魅かれる。王蟲いいなあ。
読了日:02月21日 著者:宮崎 駿
天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART3 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART3 (ハヤカワ文庫JA)感想
ついに読み終わってしまった。長い長い旅だった。 どんな事態に陥っても、生きて人を愛して未来を探す。 長い長い旅を味わうことができて、やっぱり幸福だったなと思う。さて、また、違う、長い長い本の旅に出てみようかと思う。
読了日:02月09日 著者:小川 一水

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