紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

読書メーターまとめ、1月第一週分

2012年12月31日 - 2013年1月6日の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1269ページ

ハルコの晴れの日 (2) (まんがタイムコミックス)ハルコの晴れの日 (2) (まんがタイムコミックス)
けっこうシビアな状況もあったけれど、あたたかな語り口で、ほんわりしました。本当に作者らしい、優しいラストに、気分爽やかになりました。☆☆
読了日:01月06日 著者:星里 もちる

華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
年末年始にこつこつと読みました。個としての人間の死は、子孫や思想を後に残すことができるけれど、人類の滅亡となると、どうなるのか。滅亡が予見された時に人は何をしてしまうのか、そして何ができるのか。滅亡を前にして、希望はあるのか。とても深い問いを心に残す作品でした。魚舟、獣舟の設定の面白さ、海上民と朋が奏でる唄、魅力的なキャラクター、青澄の描写をあくまでもマキがする視点の妙など、「凄いなあ」「面白いなあ」と嘆息することしきり、でした。
☆☆☆☆
読了日:01月04日 著者:上田 早夕里

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (講談社文庫)ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (講談社文庫)
娘を持つ母にとっては、なかなか厳しい本でした。母になってわかるのは、娘との距離の取り方は、意外と難しいということ。つい感情的になってしまう叱り方に、実は母自身が日々反省しているということ。 でも、母にはわかるのです。紛れていても、子供を見つけられる。 母娘関係のほか、女友達の関係性の恐ろしさと優しさも同時に書かれていて、凄い作品でした。☆☆☆
読了日:01月03日 著者:辻村 深月

読書メーター