紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

読書メーター2月第三週分

2013年2月11日 - 2013年2月17日の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1127ページ

旅猫リポート旅猫リポート
あれ?書いた感想が消えている…??サトルという名前、この表紙、吾輩はと語り始める冒頭、はじめから、にやにやとしながら読みました。ナナの語り口が「猫、こんなこと、考えているかも!」と思えてとても楽しかったです。サトルの一人称だったら、ちょっと厳しい内容だったかもしれないところ、このような切り口だったので、ほんわり、ししんみりとした読後感になったのだと思います。☆☆☆
読了日:02月17日 著者:有川 浩

愚者のエンドロール (角川文庫)愚者のエンドロール (角川文庫)
己のミステリーの素養のなさを感じた一冊でした。シャーロックホームズしか知らないです…。シリーズとしては、前作以上に古典部の皆の個性がくっきりとわかってきて、面白くなってきました。ホータローと入須先輩のやりとりが、緊迫感があり、ドキドキしました。それにしても、甘くないですね。氷菓同様、ざらりとした苦味を感じる作品でした。でも、嫌な苦味じゃなくて、鋭いところを突かれた痛みと苦味と爽快感があります。☆☆
読了日:02月16日 著者:米澤 穂信

1Q84 BOOK 31Q84 BOOK 3
長かった…。牛河さんが哀れだった。とりあえずハッピーエンドだけれど、なんとなく納得いかない。細部には共感できるし、台詞ひとつひとつは素敵だと思うけれど、全体像が、見つめれば見つめるほどぼやけてしまう。それが良い、といわれればそうなのだけれど。夢は叶えた後のほうが、むしろ大変だと思うのです。☆
読了日:02月15日 著者:村上 春樹

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