紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

読書メーター 10月第二週分

文学少女シリーズが面白くなってまいりました。けっこうはまっています。ライトノベルだからこそできる表現というのがあるのだな、と思って読んでいます。

2013年10月7日 - 2013年10月13日の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2072ページ

“文学少女”と穢名の天使【アンジュ】 (ファミ通文庫)“文学少女”と穢名の天使【アンジュ】 (ファミ通文庫)
遠子先輩は、本を食べること以上に、あの察しの良さと高校生とは思えない思慮深さが凄いです。このシリーズは、過ちを犯した人を正義の名のもとに裁かない。むしろ過ちや後悔、挫折を認めた上で、未来に進もうとする力をくれる作品だと思います。☆☆☆☆
読了日:10月12日 著者:野村 美月,竹岡 美穂

“文学少女”と繋がれた愚者【フール】 (ファミ通文庫)“文学少女”と繋がれた愚者【フール】 (ファミ通文庫)
キンドルの罠にはまって、シリーズ大人買いしてしまいました(^_^;)青春時代の傷つけあう切なさだけではなく、未来への希望を見せてくれる美しさに、思わず感動。☆☆☆☆
読了日:10月10日 著者:野村 美月,竹岡 美穂

百鬼夜行抄 22 (Nemuki+コミックス)百鬼夜行抄 22 (Nemuki+コミックス)
律って子供の頃から、お友達は妖魔なのね(^_^;)このシリーズとのお付き合いもずいぶん長くなって参りました。☆☆
読了日:10月10日 著者:今 市子

銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)
高田さんの本を読むといつも、「ああ、良い話を読ませていただいた」と感謝の念がわいてきます。そして、また今日から頑張っていこうと思える力を分けていただけるように思います。人の情けが身に沁みる、おすすめの一冊です。☆☆☆☆
読了日:10月09日 著者:高田 郁

破戒破戒
穢多の瀬川丑松は、父からその素性を隠すよう厳しく言われている。穢多であることを隠し小学校教員として働く丑松、何とかして丑松を追い出したくて、彼の弱みを握ろうとする校長。このことを知られたら、それこそ「破壊」である。しかし、偽りの自分を生きることは苦しい。ひょんなことから、「瀬川先生は穢多である」との噂が広まりはじめる。と、たいへんスリリングで緊張感のある展開でした。人が人を差別する哀しさ、差別される理不尽さ、差別を乗り越えようとする力。それにしても、人が人を侮蔑する様は今のいじめと変わらないと思いました。☆☆☆
読了日:10月08日 著者:島崎 藤村

伝統柄のニット (レディブティックシリーズno.3624)伝統柄のニット (レディブティックシリーズno.3624)
毛糸を持っても暑くなくなってきました(#^.^#)この冬シーズン向けのニット本もいろいろ出てまいりました(*^_^*)本屋と手芸屋でいろいろ眺めた結果、一番気に入ったのがこれだったので購入しました=^_^=棒編はまだまだ初心者なので、今年はアーガイル模様の編み込みにも挑戦してみたいです。(ってその前に、今作っているのを仕上げないとね(^_^;))☆☆☆
読了日:10月07日 著者:

劇団6年2組 (ティーンズ文学館)劇団6年2組 (ティーンズ文学館)
子供が借りてきた本を拝借=^_^=なにこれ面白い〜と思ったら、「チームふたり」の作者の本でした。小学六年生くらいって、自分の気持ちと他人の気持ちの違い、相手の気持ちに寄り添うことと、自分の気持ちを伝えることのむずかしさに気付いて、傷つくことが増えてくる頃でしたよね…。ちょっとほろ苦い気持ちと、甘酸っぱい気持ちそして、誇らしい気持ちを思い出させてくれる本でした。こんな本に小学校時代に出会えるのは、幸せなんじゃないだろうか。☆☆☆
読了日:10月07日 著者:吉野 万理子

武士道シックスティーン (文春文庫)武士道シックスティーン (文春文庫)
剣道をまったく知らなくても、楽しく読めました。勝つことにこだわる香織と、上達することに達成感を感じる早苗が剣道で出会って!という物語。青春だな〜と爽やかな気分になりました。「好きな気持ちと勝負の不安を天秤にかけて、好きだという気持ちが重かったらやるしかない」って、とても良い言葉だと思いました。「好きなものにめぐりあえない人生は悲しいし辛い」そうかもしれません。何かを好きになる情熱を思い出した一冊でした。☆☆☆
読了日:10月07日 著者:誉田 哲也

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