紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

モーツアルトソナタ11番

おはようございます。
昨夜友人のお子さんのバレエの公演に行ってきました。
久しぶりの舞台に大興奮でした=^_^=

ちなみに会場で、牛田君の今度のリサイタルのちらしをゲットしてきました!
通常チラシのほか、インタビュー付のものまでありました(内容写真ともに既出のものです)
人気ありますね〜〜。

今度のリサイタルは、とにかくモーツアルトソナタ11番がたいへん楽しみです。
(もちろん他の曲も、とっても楽しみなのですよ!)
この曲は想い出深い曲でして。

かつて、いろいろあって酷く落ち込んで
周りの景色を見てもぼんやりとして
音楽を聴いても心には届かなくて。
大好きなピアノも歌うこともできなくなっていた時(弾いていても、歌っていても心がない)
それでも、周りの人に迷惑かけないように、毎日にこにこ笑っていて
だんだん自分がだれかわからなくなり、笑顔だけが顔にはりついてしまって、
どんどん自分を失っていた時に。

楽譜をぱらぱら〜として、何故かこのモーツアルトソナタ11番の冒頭を弾いたんです。
ぱっと見て弾くことができるくらい優しい和音じゃないですか。これ。

他に何の音も音楽も受け付けなかったのに
この和音、このフレーズだけが、
闇にさす光みたいに、冒頭のフレーズが心にやわらかな光を投げかけたのです。
心に陽がさす瞬間でした。
そして、変奏を重ねるうちに、だんだん重かった気持ちが音に集中できるようになり、
ラストのトルコ行進曲を、少し泣き笑いしながら弾いていました。


レコード芸術という雑誌で、牛田くんが、

モーツァルトベートーヴェンのピアノ・ソナタは、

『人生の辛苦を味わったときでないと弾けない』 と

真剣な顔をして語り、周囲を笑わせる。」

と書かれていると、時々お邪魔しているサイトさんの記事にありました。
(勝手に拝借して、大変すみません)

うん。なんかよくわかる気がします。
ただ弾くだけじゃない音を目指そうとしたときに。

ええと、かなりとっちらかった文章になりましたが。
とにかく牛田君のモーツアルトが楽しみということで(苦笑)
無理やりまとめて逃げます(笑)