紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

気軽にクラシック2014 東響プレミアムコンサート

埼玉まで行ってきました〜。
ラフマニノフのコンチェルト2番が、どうしても、どうしても聴きたかったのです。

昨日は友達の家に泊めていただき、今日、埼玉まで行ってきました。
昨夜は友人に
「自宅から往復7時間以上かけて、30分くらいの演奏聴きにくるって、
 凄いね(笑)」←ラフマニノフだけ聴きに来たんじゃないもん!と反撃しても
 苦笑されるだけでした…。
「そういう、『好き』『自分にとって大切』ってのを、行動の第一選択にしちゃうところ、
 昔から全然変わらないのね〜〜〜(ガハハハハ笑)」
と、喜ばれました(^^ゞ

本当に友人、ありがとう。あなたに泊めてもらったおかげで、
なんとか行ってこられました。

今日は東京交響楽団の演奏だったのですが。
このオケ、凄く素敵でした!

初めて聴いたのですが
コンサートマスターの方のバイオリンの音色にメロメロになりました。
とにかく、バイオリンの音がすごく綺麗でした。
うっとり。
あと、オーボエの音も素敵だったんです。

そして、会場の所沢ミューズも、素晴らしい会場でした。
まるでヨーロッパの教会のような長細く天井の高いホールで、
正面にパイプオルガン。そして、その両脇の彫刻の美しいこと。
ミューズがいる〜〜♡と大喜びでした。

素敵な会場、素敵なオーケストラ。テンションが、ぐんぐん上がります。

はじめは、ロドリーゴのアランフェス協奏曲。ギターソロが大萩康司さんでした。
この方のギター素敵です。とても楽しそうに弾かれるところもよかったですし、
音が楽しそう。
ギターのことはよくわからないのですが、とても心地の良い音色でした。
オーケストラの音色も、ぞくぞくする良さでした。
音の入る雰囲気とか、抜けるタイミングとか、なんか、とても好きでした。

次は、ドヴォルジャークのピアノ協奏曲 ロ短調。チェロ・ソロが横坂源さんでした。
この方のチェロは、柔らかい響きのところが、とても好きでした。
チェロと、コンサートマスターの方のバイオリンが絡み合うところが、凄く良くて!
ソロの方がアンコールも弾いてくださったのですが
ごめんなさい、ちょっと体調不良中で、曲のチェックまでできませんでした(^^ゞ

ここで休憩です。

最後はラフマニノフのピアノ協奏曲第二番 ハ短調 ピアノソロが牛田智大さんです。
冒頭のピアノの入り。男性的で骨の太い音のように感じました。
オーケストラが、ロシアらしい、重厚な音を響かせ、ピアノが嵐のように絡んできます。
今回のピアノは2楽章からが好きでした。
ピアノソロになっても、オーケストラをそのまま聴いているような迫力がありました。
テンポがちょっと、速いな〜と感じましたが、いつも聴いているCDの影響がありますね(^^ゞ。
(そういうこと、ありますよね?)
しかし、この速さで弾けるって、本当にすごいですね…。

これから、彼がもっと大人になってから、またこの曲を弾いてくださったら
また、どんどん変化してくるのかな。そんなことを感じました。

曲が終わると、割れんばかりの拍手でした。
牛田さん、何度も何度も拍手に応えて、丁寧にお辞儀をしていらっしゃいました。

今回の反省。
今後、遠くに行くのはもっと難しくなるかも…だから
本当に、遠征できる時にしておこうと思って
頑張って行ってみましたが…。
あきらめないことと、無茶は違うかもしれないと
本気で思った今回の遠征でした。
…遠征は、ほどほどにしよう…。

夜の名古屋駅のたくさんの人と←前日に出かけたから(^^ゞ
東京のもっとたくさんの人と、たくさんの光と
たくさんの音に酔ってしまったみたいで
演奏にいつもみたいに集中できないところがありました。

いつも、簡単なお店番しながら
土をいじって、草をむしって、野良ネコや鳥と遊ぶ生活だから(^^ゞ



でも、行ってみてよかったかな。
今の自分の限界もわかってきたし。
ミューズの会場も見られたし!

それにしても、日本を移動しまくって演奏し続ける
牛田さん、凄いなあ。
帰りの新幹線で牛田さんも、こんな夜景を見ながら
名古屋に帰宅されるのかな〜などとぼんやり思いながら帰ってきました。