紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

10月分 読書メーターまとめ

読書量がずいぶん減ってしまった10月です。
旧約聖書と格闘しています(苦笑)名前が覚えられなくて(^_^;)

読んでいると、「あの絵のテーマはこれだったのか!!」
「こういう思想があるから、あの文学はああなったのか!」
と、まるで、ミステリーの種明かしでも見ているかのよう(笑)
やっぱり、簡易版で読むのとは違いますね〜。

ヨーロッパーの芸術、文化を知る上では、
欠かせない本なのかもしれないな〜と思いながら
ゆっくり読んでいます。たぶん年内いっぱいはかかるかな?

今月読んで印象的だったのは
恐るべき子供たち」光文社版。
これ、コクトー自身の挿絵が入っていて、すごく良かったです。
お勧めの一冊。
萩尾望都の漫画版もあったはずですが、先日本屋さんで探しても見つからず(>_<)
ラストをどうやって漫画にしたのか、是非読んでみたいです。

村上春樹の「色彩を持たない〜」もよかったです。

読んだ本の数は少ないけれど、良い本に出会えた10月でした。


2014年10月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1670ページ
ナイス数:907ナイス

花に嵐!~霊感舞妓・鈴花事件帖~ (プリンセスコミックス)花に嵐!~霊感舞妓・鈴花事件帖~ (プリンセスコミックス)感想
これは、続編があるのでしょうか?是非続きが出ますように。未来先輩、期待しています!
読了日:10月24日 著者:竹内未来
四月は君の嘘(10) (講談社コミックス月刊マガジン)四月は君の嘘(10) (講談社コミックス月刊マガジン)感想
次でラスト。やっぱりそうなのか…。ちょっと残念な気もするし、でも、それしかない気もする。とにかく次巻を待つことにします。大好きなシリーズなだけに、不安と期待でいっぱいです。
読了日:10月20日 著者:新川直司
恐るべき子供たち (光文社古典新訳文庫)恐るべき子供たち (光文社古典新訳文庫)感想
再読。「恐るべき子供たち」はいろいろな訳があるけれど、この訳が一番読みやすく美しいと思う。コクトー自身のイラストも入っていて、雰囲気が盛り上がる。若い頃に別の訳で読んだ時はピンとこなかったけれど、自由も若さも廃退も、勢いも、すでに失った昔のこととなった今だからこそ、胸に沁みるものがある。「愛について知る前に生まれた愛だけに、この感情は生徒を憔悴させた」「ポールはひとりで邸に残り、いつもの態度に閉じこもっているとき、突然、愛を自覚した」など、とにかく文章が美しく疾走感がある。愛の残酷さを描いた傑作だと思う。
読了日:10月18日 著者:コクトー
ちはやふる(26) (BE LOVE KC)ちはやふる(26) (BE LOVE KC)感想
太一(;O;)
読了日:10月11日 著者:末次由紀
私の男 (文春文庫)私の男 (文春文庫)感想
文章と構成の巧みさで読んでしまったけれど…。ねじまがった暗く残酷な孤独が、すべてのものをぐずぐずに溶かしてゆくようで、生暖かい、ねっとりとした読後感だった。人を愛するということを、反対側から透かして見たような、一つの愛憎の形を見ることができた、気がした。
読了日:10月11日 著者:桜庭一樹
ましろのおと(11) (講談社コミックス月刊マガジン)ましろのおと(11) (講談社コミックス月刊マガジン)感想
あ、この表紙(笑)この衣装は派手ですね(笑)雪がどうなってゆくのか、心配しつつ、先を楽しみにします。
読了日:10月11日 著者:羅川真里茂
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年感想
今まで読んだ村上作品の中で一番好きかも。さっそくリストの巡礼の年からスイスを聴いてみる。『ル・マル・デゥ・ベイ』。私もとても好きな曲。空虚を抱える人と、人と人の繋がりについて想いを馳せる。村上作品を読んで泣くとは思わなかった。
読了日:10月3日 著者:村上春樹

読書メーター