紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

ピアノの森

ピアノの森(25) (モーニング KC)

ピアノの森(25) (モーニング KC)

雪が今、しんしんと降っています。
ふふふ。「しんしんと」ですね。
これね、聴覚障害の子達がとまどう表現なんです。
雪が降るのに音がしないって言うと、「しんしんと」降ると書いてあるって。
「しんしんと」が音の表現だって思うんですよ。
それは、音がないのを表現しているのだと伝えるのは、なかなか難しい。

いきなり脱線しました。

ピアノの森、漫画です。
ほんの少し前に25巻を読み終わりました。
19巻まで読んだらもう後我慢ができなくなって
本屋さんで大人買いしちゃいました。
こうなるってわかっていたから、今までず〜っと読むのを我慢してきたんです。
一気に、勢いよく読めて、よかった。

困ったな。感動しすぎて、また言葉が出てきません。
でも、言葉でしか表現できないから、懸命に言葉を捜します。

明日になったら、また読書メーターのほうに感想をアップする予定なんですが。
あんまり、よかったから、今何かを言わずにはいられなくなった。

なのに書こうとすると、全然書けない。

なんで、人は、あんまりにも感動すると、泣くことしかできなくなるのかな。

幸せな感動なんです。じわ〜と。本当に、幸せなんです。
音楽っていいなって思う。人っていいなって思う。

人と人の出会いは、もうそれだけで一つの奇跡なんだ。

カイと雨宮くんの出会い、
カイと、阿字野先生の出会い、
阿字野先生と、パン・ウェイの出会い
そして、たくさんの、たくさんの出会い

全てが、なんて、奇跡的で、感動に満ちているんだろう。

人が人に出会って、お互いがお互いに影響しあって
全てが変わってゆく。
そういう出会いが、人にはあるんだって。

人とだけじゃなくて
カイと森の出会い
カイと、ピアノの出会い

運命に出会うことだってあるんだ。
運命の扉を開く瞬間もあるんだ。

そんな奇跡みたいな瞬間を、漫画を通して体験できたんだと思う。

音楽も、とっても、とっても凄かった。
人の心も、とっても、とっても良かった。

途中、楽譜持ってきては、漫画を読んだなんて、初めてです(笑)
カイは、この曲を選んだんだ、パン・ウェイはこれだったんだ、
ここ、どうやって弾いたんだろう、ここはどうしたんだろう?
そんなこと考えながら読んできて。

最後のファイナルでは、もう、胸がいっぱいで。いっぱいで。

書きだしたら、まとまらなくなってしまったよ。