紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

「エカテリーナ」

久しぶりに、ドラマにハマって見ております。

ロシアのドラマ「エカテリーナ」を動画配信で。

 

ロシアで作られたエカテリーナ2世のドラマなのですが、エカテリーナ2世といったら、夫を殺害して自分が帝位に就いたロマノフ王朝の有名な女帝。エルミタージュ美術館を作った?人くらいの知識しかなかったのです。

それが見始めたら、結婚のために、ドイツから可憐な少女(後のエカテリーナ)が連れて来られるのです。ええっ。エカテリーナ、ロシア人でさえなかったのか!

名前もフリデリーケと思いっきりドイツ。

そして、ドイツ語。

そんなフリデリーケがロシア語の勉強をし、決められた結婚相手を愛そうと努力し、とにかく健気なんです。

迫力ある、当時の女帝エカテリーナ1世が、策略をめぐらせたり、恐ろしかったりする一方で、恋人に甘えたり、フリデリーケにふと優しい表情をしたりする、「人間味」が、なんともいえず、良い!のです。

 

当たり前の事ですが、

歴史上の人物達だって、一人ひとり、人間なのです。その人々の想いが描かれ、

すれ違ったり、心が通じあったり、

そんな事に、胸が熱くなります。

 

そして、衣装がたいへん豪華絢爛。宮殿も素晴らしい!お庭も美しい。

 

エカテリーナがロモノーソフに科学を教わっていたり、フリードリヒ2世がバッハと演奏していたりなど、有名人が、ぽろっ、ぽろっと出てくる所も、なんとも魅力的です。

ロモノーソフは、日本ではあまり有名ではないかもしれませんが、モスクワ大学の創設者で、モスクワ大学の正式名称は、M. V. ロモノーソフ・モスクワ国立総合大学です。

 

ロシアドラマといえば、ピョートル大帝を描いたドラマが、昔NHKで放送されていたのを見たのが、初めてでした。

当時、ソビエトという国は、自分にとっては、謎だらけだったのですが、あのドラマを見て、

ロシアの建築物の美しさ、人情の深さを感じ、

ソビエトに対する好感度がアップしたのを覚えております。それにしても、普段テレビ見ないのに、何故あのドラマだけは観ていたのか?どうも、あの頃から、細々とロシアにハマっていたのかもしれません。

 

今回のエカテリーナは、観ながら「韓国ドラマの雰囲気に少し似てきたな」と思っておりました。ロシアって、ヨーロッパっぽさの中に、ほんのりのアジアの香りがするんです。そこが自分にとって、なんとも魅力的であります。

また、ロシア語が、ほーんの少しずつでも聴き取れたりするのが、嬉しくもあります。ほとんどは聴きとれてないのですけど。わかる所で

おお〜。今のこれは、字幕ではこう訳すのか!とか思うと、とても面白いです。

 

いつかまた、テレビで再放送してくれないかしら!そしたら録画して、何度も繰り返し、聴きとり練習に使うのに!

(皇帝陛下とか、近衛兵とか、そんな単語ばかり覚えそうだけど)

 

 

今。ちょっと現実世界でも、対立やら、いろんな事があったりするのですが、

「どんな時でも、なんだって、相手は、お互い人なんだよ。みんな心を持っている。嬉しいとか、悲しいとか、感じる心を持っている、人なんだよ」

そんな事を言われたのを、ふいに思い出したりもしました。

 

自分の心ひとつから、

ままならない事も、少なくないものです。