紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

100分で名著「資本論」

最近100分で名著が面白いです。
先月のブルデューの「ディスタンクシオン
も、とても面白かったです。
『一見すると非合理的な行為をしている人でも、その人が生きている世界の構造や文脈を丁寧に見てみると、相応の合理性がある』
『「その人がその人である理由」を、非常に強力な理論で緻密に言語化したのがブルデューの「ディスタンクシオン」です』との解説に頷いてしまいました。

大学1年生のころ、心理学科にいた私が提出した「人の好みを決定しているのは、遺伝などによる個人的要因だけではない。その人が生まれ育った環境要因を考慮しなければならない」と書いたレポートを読んでくださった心理学概論の教授が、授業後にわざわざ呼び止めてくれて
「君は「ディスタンクシオン」を読んだか?読んでいないのなら読むべきだ」とおっしゃってくださった事がありました。

当時は「ディスタンクシオン」との言葉が難解で(´-`).。oO図書館に行ったときには
「あっれ?教授何を読めって言ってたんだっけ?忘れちゃったよ」とそのまま放置してしまったのですが。。(←このいい加減な性格がダメなのよ(*_*))

当時まだ学部1年生。あの時この本に出会っていたら、もしかしたら人生変わっていたかもしれません。

でも、今出会えたからいいや。(←だからこのいい加減な性格が(๑•ૅㅁ•๑))

そして、今月の100分で名著は、
資本論

資本論」難しそうだなぁと思っていたのですが、
解説が斉藤幸平さんと知って俄然興味が湧きました。

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ええと、まだちゃんと読んで無いん
だけど(。-∀-)

哲学は、人がどう生きたら幸せになるか。
そもそも幸せとは何か?を追及する学門と思っているのですが、
経済学は「人にとっての豊かさ」とは何か?
を教えてくれると思っているのです。
あ、でも、斉藤幸平さんは、哲学科の博士でしたね。

上記の本。まだパラパラとしか読んでいないのですが
「資本主義が発達すればするほど、私たちは貧しくなるのでは無いか?」との考え方が面白いと思うのです。

ブルデューの「ディスタンクシオン」も
マルクスの「資本論」も

気にはなるけど、読むのは難しそう(*_*)いや、本当に難しい。

そんな本のエッセンスを教えてくれる
100分で名著。
ありがたいです。