2022年 1月読書メーター

「本好きの下剋上」を延々と読んでいました。2週間くらいで読めるかな？と思ったのですが、ライトノベルとはいえ、28冊は結構時間がかかってしまいました。

とても面白く読んだのに、心にざらざらとした感覚が残るのは何故なのだろう？とずっと考えていました。こちらの世界から別の世界に生まれ変わったからといって、こちらの世界の文明をつぎつぎとあちらで再現していくことに、まず違和感がありました。料理好きでもないのに、料理の作り方をそれだけ正確に覚えていたのか？とか、ポンプの作り方まで理解していたのか？とか。

そもそも、都合よくこちらの食材と同じもの（チーズなどの加工品も）があるのも、オーブンなどがあるのも変な話だと思えたのです。

転生先で、自分が「特別な存在になる」ための仕組みなのかな？と思うと、この本そのものが、自分が特別な存在になりたい、とか、承認欲求を満たしたいとか、周りの人達を愚か者と馬鹿にしたいとか、そんな心のドロドロした部分をあぶりだしているようで、なんとなく凹みました。

その後に読んだ、「＜降誕祭の星＞作戦」に心救われました。

こちらの感想は翌月に。

1月の読書メーター
読んだ本の数：６
読んだページ数：11785
ナイス数：42

アラベスク 完全版 コミック 全4巻完結セット (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)の感想
バレエの身体表現の美しさに驚愕。また、バレエにおける芸術表現の追求、舞台に立つ恐怖、葛藤なども描かれており、感嘆する。ノンナのキャラクターは当時の少女漫画の制限から生まれたものなのか？
読了日：01月30日 著者：山岸 凉子
【合本版　第五部1-7巻】本好きの下剋上の感想
完結していなかった！のでネットで最後まで読む。うううむ。とても面白くて、遊園地で遊んだような楽しさがあるが、本を読んだ満足感はない。面白くて楽しんだのに文句を言う自分の嫌らしさに気が付く。一方で、この本の「何がそんなに気にいらなかったのか」を考えると、敵対する相手を愚かな相手と貶す感覚や、こちらの「気持ちよい」のために踏みにじっているものなどに気が付かされ、ざらざらとした嫌な感情に思い当たる。考えずに読めばとても楽しい本だが、考え始めると気持ち悪さを突き付けられる本だった。
読了日：01月30日 著者：香月美夜
【合本版　第四部1～9巻＆貴族院外伝　一年生】本好きの下剋上の感想
さらにどんどん読む。主人公に困難が降りかかっても「最後は全部ハッピーエンドなんだろうなあ」と安心して読める。 遊園地のアトラクションみたいな楽しさで読める本。キャラクターが魅力的ではあるが、敵キャラは全く魅力がない。
読了日：01月30日 著者：香月美夜
【合本版　第三部】本好きの下剋上（全5巻） 本好きの下剋上（合本版） (TOブックスラノベ)の感想
どんどん先を読みたくなるため、どんどん読む。何も考えずに読むのに適した本。
読了日：01月30日 著者：香月美夜
【合本版　第二部】本好きの下剋上（全4巻） 本好きの下剋上（合本版） (TOブックスラノベ)の感想
世界の作りなど面白いので、どんどん読む。次を読ませる力のある物語だと思う。キャラクターに魅力がある。主人公が異世界から来たことで天才になっているのか、この主人公が天才設定なのかわからないけれど、異世界転生モノはこんな感じなのか？
読了日：01月30日 著者：香月美夜
【合本版　第一部】本好きの下剋上（全3巻） 本好きの下剋上（合本版） (TOブックスラノベ)の感想
キンドルにて読了。面白い一方で、なんとなくもやもや。 転生モノに慣れていないからなのか、こちらの知識が簡単にちやほやされることに違和感。
読了日：01月30日 著者：香月美夜

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