紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

クリスマスがやってくる

今日用事があって街に出たら、すっかりクリスマスムードで、とても華やかでした。びっくり。

あわてんぼうのサンタクロースなのか、サンタもトナカイさんも、街にはいっぱい!

おおおおう。

 

デパートでは、きらびやかな商品がプレゼント企画?として販売されております。

おおおおう。

 

私、実は、ボールペンが一本欲しかったんですけど(笑)

あ、あと、ボールペンの替え芯。

 

あまりの華やかさに圧倒されて、ボールペン探せずに

帰ってきてしまいました(こら)

クリスマス終わってから、また買いに行きます(笑)

 

家のほうに帰ってきたら、

道は暗くて、静かで、誰も道を行く人はいなくて

雨が静かに降っていました。

 

家に着いたら、猫たちがお出迎えしてくれました。

「ごはんちょうだい」って。

温かい猫の体温。家の明かりをつければ、静かな静かな夜がはじまります。

 

なんだか幸せです。

 

実は少し前から、マルシャークの「森は生きている」のロシア語原文を探していたのです。ナウカジャパンというロシア語専門書のお店にも尋ねてみたりしたのですが

子供用の簡易版しかみつからない。

ネットをさがしても見つからない。

見つからないなあと思いながらも、ロシア語で何日もネットを彷徨っていましたら

見つけたのです(*'▽')

ロシアの電子書籍で。マルシャークの原文(*'▽')

やっほおおう(*^^)v

 

さっそくダウンロードして読み始めました。

 

ロシア語、最近は会話を学んでいて久しぶりに文章を読んだら

そうだったよ。副動詞とか形動詞(;^_^A

すっかり忘れていて、おっとととととなっています。

 

単語も全然わからないし、亀の歩みですが

ちょっとずつ読めたら幸せです。

 

幸せなクリスマスプレゼント。

1年くらいかけて読めたらいいな♪

 

ちょっと早いけれど。

メリークリスマス。

もしここを見てくださるかたがいらっしゃるならば。

その方に

どうか、幸せなクリスマスが訪れますよう

祈っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

ロシア詩の朗読を少し教えていただきました。

少し前に、ロシア語を習いに通っている

日本ユーラシア協会での、ヨールカ祭(クリスマス会)に参加させていただき、そこで、プーシキンの詩の朗読をさせていただきました。

 

詩の朗読にあたり、いろいろ先生にご指導をしていただきました。

 

詩の言葉、描かれている情景について

深く深く考え

そして、当時の様子、プーシキンの生き方

いつ書かれた詩であるのかを考える機会をいただきました。

 

そして、「全ての言葉を同じように読まないように」との注意をしていただきました。大切な言葉、ここぞ、という単語は大きく読み、そうでない言葉はひかえて読むのだそうです。

そして、詩が全体でどのような構成になっているかを考え

詩のクライマックス、もっとも「もりあがる」ところはどこかを考え

それに向かって、どう読んでいくのか。

どう終わってゆくのかを考える機会をいただきました。

 

「テキストは、とりあえず持ってもいいけれど。

 一応の確認のためだけで」とも指導していただきました。

 

そしてもっとも大切なこととして

「言葉を心で読みなさい」

「心から詩の心情を感じて、あなたの心で読み、心を表現するのです」と、

何度も、何度もおっしゃってくださいました。

 

これが、なかなか難しくて。

照れてしまったり。

抑揚がなく、同じように淡々と読んでしまったりしてしまうのです。

 

何度も何度も繰り返し練習する間に

まるで、音楽を作っているようだと、思えてきました。

 

詩の朗読も、なかなか、深いです。

 

来年もまた、挑戦してみたいな、と思っています。

来年はもう少し早くから準備して

きちんと暗記して、もっともっと詩の心を感じて読めるようになりたいです。

 

 

 

森は生きている

先日、こんにゃく座による日本語オペラ「森は生きている」を観てきました。

こんにゃく座は、日本語の新作オペラを上演してくださる団体で、

とても好きなのです。

海外のオペラを日本語で上演すると、どうしても、なんだか無理があるところがあるように思うのです。

音楽は言葉のリズムやアクセントととても関係が深いからだと思っています。

なので、日本語の言葉のための音楽で綴られる、日本語のオペラは

日本語がとても自然に聴こえて好きなのです。

 

そして。この「森は生きている」

私が小さな頃に、大好きで大好きで、惚れぬいた物語なのです。

 

「シンデレラ」とか、「眠り姫」とか

もっともっと小さな頃は好きだった物語だったのですが

少し成長すると

「王子様は美しいお姫さまのところにしか行かないよね?」と

思うようになってきました(笑)

自分はお姫様でもないし。美しくもない。

王子様が助けにきてくれるのを待つのではなく

幸せは自分で掴みに行かなくては!

待っていてどうする!

というか、お姫様になるって、それが幸せなのか??

権力よりも、花や樹々や空や鳥や動物たちが好き

という性格の女の子にとって

森で出会う「12の月の精霊」は、ものすご~く魅力的で

初恋、ともいえるほど、惚れぬいた物語でした。

 

権力に屈することなく、命がけで約束を守ろうとする主人公も

働き者の主人公のことを愛してくれる精霊たちのことも

大好きでした。

 

でも、小さくて、本を買うこともできなくて

図書館で当時の私にはちょっと難しい言葉で書かれている

小さな文字で書かれている本を

何度も何度も借りてきて

書き写そうとして、できなかったり

それならば、全部記憶してしまおうと、何度も何度も読んだりしていました。

 

今回、40年近い歳月を経て再会した

この「森は生きている」

 

そういえば、大人になってから、改めて本を買ったりしていなかったのですが

 

おどろくほど、細かいセリフまで覚えていて(笑)

すごく懐かしくて

その懐かしい世界が、どんどんと目の前に現れて

 

懐かしくて、嬉しくて、

客席で、泣きそうになってました。

 

久しぶりに初恋の人に出会った気分!

それも、初恋の人が

またとても素敵で、惚れ直してきました。

 

当時は全然知らなかったのですが

この物語は「ロシア語」で書かれていたのですね。

 

ネットで探して、ロシア語のアニメまで見てしまいました(#^^#)

ロシア語だけだと、わからないなあと思っていたら

日本語字幕のついたものもありました。

 

こんな小さなころから、ロシアの物語が好きだったのだなあと

改めて感心したりしました。

 

小さな頃に大好きだったものって、やっぱり心の特別なところに

とても大切にあるものなのだなあと

改めて思ったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

外国語を学ぶときに

外国語を学んでいて、

ただの記号にしか見えなかった単語が

ひとつの言葉として、自分の中で命を持ち始める瞬間が

ふとわかる時があって

 

そんな時に、なんだか、じわあと感動します。

 

学生時代は、テストに追われて、そんなこと考えたこともなかったし

英語は超がつくほどの苦手科目だったのですけれどね。

 

人生何があるかわからないのが、面白いです。

 

年のせいか、命を持ったはずの単語が、ぼろぼろとまた記号にもどって

しまう瞬間もあって(苦笑)

まあ、そんなことを感じるのも、乙なものでしょうと

思うことにしています。

 

 

今、プーシキンの詩の朗読の練習をやっているのですが

はじめは、

何これ?何かの暗号か?

だった詩が

 

何度も何度も繰り返し読んでいる間に

先生に指導していただく間に

ロシア語のままで、

ふと情景が浮かんだり、

言葉の心情に、ふと胸が締め付けられたりして

 

言葉は凄いな。なんて思うのです。

 

ん?凄いのはプーシキンかな?

 

11月分読書メーター

11月は、浜松に通っていました。

これからきっと、2018年11月を思い出すと、

これからずっと、浜松国際ピアノコンクールと

牛田さんのピアノを思い出すのだろうなあと思います。

 

新幹線の中や、ホテルでもう少し本が読めるかな?と思っていたのですが、

ほとんど読めなかったです(;^_^A

 

 

11月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1228
ナイス数:35

きょうの猫村さん9きょうの猫村さん9
読了日:11月26日 著者:ほし よりこ
きょうの猫村さん7きょうの猫村さん7
読了日:11月26日 著者:ほし よりこ
きょうの猫村さん 4 (マガジンハウス文庫)きょうの猫村さん 4 (マガジンハウス文庫)
読了日:11月26日 著者:ほし よりこ
リヒテルと私   河島みどり 著リヒテルと私 河島みどり 著感想
リヒテルと聞けば、巨匠というイメージしかなかったのだけれど、これを読んで、とても素敵な人物と思われた。 国立美術館に行って、ブリューゲルだけを見るというのが、とても素敵だと思う。本当に素晴らしいものを心から味わうには、それひとつがいい。 コンサートを聴くのも、本当は小さなホールが私も好きだ。伝わるものが、大ホールと小さなホールではやっぱり変わってきてしまうように思われる。音楽を聴くというのは、芸術を味わうというのは、心のやり取りなのだと思う。
読了日:11月26日 著者:河島 みどり
わたしが芸術について語るなら―未来のおとなへ語るわたしが芸術について語るなら―未来のおとなへ語る感想
若い方に是非とも読んで欲しい本。芸術であると同時に生き方について書かれた本。
読了日:11月04日 著者:千住 博

読書メーター

球根を植えました。

チューリップの球根を植えました。

今年は張り切ってセール品を買って(笑)100球を植えました。

春には、たくさんのチューリップが咲くといいな、と思っています。

 

庭を耕し、土に肥料を混ぜ込み、畝を作り、

柔らかくなった土に、ひとつひとつ、丁寧に、

チューリップの球根を植えてゆきます。

 

球根ごとに穴を掘り、ひとつひとつ、土をかぶせてゆきます。

 

「土のお布団をかぶって、ゆっくりくつろいで、芽をだして、

 春には素敵なお花を咲かせてね」と願いながら

ひとつひとつ。。

 

ふと、思い出したのが、両親の骨を、お墓に埋葬した時のことでした。

 

お墓に穴を掘り、焼き場ではまだあたたかかった両親の骨を

そっと穴の中に置き

そっと、土をかけてゆきました。

 

命の始まりと終わりが

どこか繋がっているようで

 

種や球根を土に埋め、命が芽吹くのを待つように

失われた命を土に埋めるのかなと。

 

ふと思いました。

 

 

 

浜松国際ピアノコンクール

こちら、HPが新しくなってから、まだ慣れずにとまどうことも多いです。

以前できていたカテゴリーに分けたりとか、できないのかなあ?とか

カウンターが貼れていなかったりとか……。

 

11月は、浜松のピアノコンクールに出かけています。

11月9日から25日まで行われています。

今年は、私が大好きなピアニストの牛田智大さんが参加されているのです。

 

会場までそれほど遠くないのをいいことに、

1次予選から通っていました。

 

牛田さんが弾かれてきたプログラムはこちら。

 

1次:リスト 超絶技巧練習曲 第1番 「前奏曲

   プロコフィエフ ピアノソナタ7番

 

2次:佐々木冬彦 SACRIFICE

   ショパン バラード1番

   ラフマニノフ ピアノソナタ2番

 

3次:モーツアルト ピアノ四重奏1番

   シューベルト即興曲 Op.90-3

   リスト ピアノソナタ

 

そして、これからの本選で弾かれる曲が

 

ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番

 

 

牛田さんがデビューされてから、今まで弾かれてきた

とても想い出深い曲がたくさん詰め込まれています。

 

はじめに、このプログラムを見たときに

「全部聴くことができたら、なんて幸せだろう」と思ったのです。

私にとって大切で、大好きな曲ばかりだったのです。

 

昨日、3次予選発表で、本選の曲も聴くことができることになりました。

とても嬉しくて嬉しくて、たまりません。

 

 

2014年、もう4年も前になりますね。

プロコフィエフラフマニノフソナタを聴かせていただき

本当に心の底からびっくりして、感動しました。

なんてすごいピアノを弾くのかと。

心揺すぶられて、魂に刻み込まれるピアノでした。

何日も、耳に胸に音楽が残り、圧倒されました。

 

或る意味、私の生活を、変化させるきっかけともなった

リサイタルでした。

 

モーツアルトも大好きな作曲家です。

 

そして、リストソナタ

 

これは、2年前の、ちょうど11月。奈良で聴かせていただき

これまた、度肝を抜かれまして

本当にとんでもないピアニストだと驚いたのです。

 

牛田さんにとって、今回のプログラムは、中村紘子先生に捧げるプログラムなのだと新聞やインタビューにて伺いました。

 

自分は、あまりうまいこと言葉を紡げる人間ではないのだなあと

最近しみじみ実感するのです(笑)

特に、本気で想っていることほど、言葉にすると

全部嘘くさくて(笑)

本当に難しい。

 

牛田さんにとって大切なこれらの曲を

この浜松で聴くことができたことは

客席の片隅で(←本当に片隅 笑)聴かせていただけたことは

本当に、やっぱり、とても、嬉しいことでした。

 

演奏は、ここで書くまでもなく。

本当に、素晴らしいものでした。

こんなにも素晴らしいピアニストがいることを

多くの方に知っていただいて、聴いていただいて、

嬉しいなあと思うのです。

 

 

 

本選で、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番が聴けることが、

今、とても嬉しいです。