紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

エリーゼのために

明日からせんくらですね〜〜。
今日あたりは、オケとの合わせなどあるのでしょうか。

今度のせんくらでは、ベートーベンの「エリーゼのために」と「トルコ行進曲」を弾かれますね(*^_^*)
エリーゼのために」大好きな曲です。
小学生の頃に姉と一緒におこずかいを握りしめて楽器店に行って
ピアノの全音ピース版を買って、競うように弾きました。
(楽譜とピアノの奪い合いです(苦笑))
あの頃は、弾きたい曲があると、ピアノの先生にもナイショで、姉と一緒になっていろいろ
弾いていました。

小学生の頃には「いい曲だな〜」くらいにしか思っていなかったのですが
中学の頃、友達とお店でお洋服を見ていた時、ピアニストが弾く「エリーゼのために」が
有線で流れてきたのです。
その時急に「こんなに綺麗な恋の歌だったんだ」と胸にストンと響くものがありました。
良く知っている曲でも、プロのピアニストが弾くと全然違うんだって。
ちなみに、曲に聴き惚れている間に、友達に置いていかれました。
気付いたら誰もいなかった…(泣)
「声かけたのに。全然聞いてなかったのは、そっちだよ〜〜」と後で叱られました…。

エリーゼのために」は
冒頭の半音階の緊張の次に現れる「シドレミ〜」ってところが
特に好きです。
心の底から、やわらかくてとても大切な「好き」って気持ちが生まれてくるような感覚。
(音楽は本当に素人で、アナリーゼも和声もほとんど知らないので(-_-;)
 感覚だけで書いています。違っていたらすみません)

エリーゼのために」はベートーベンの悲しい恋がつまった曲だからかもしれないけれど
「でも、それでも好き」という気持ちが、弾いていても聴いていても響いてくるようで、
ちょっとせつなくなります。

もうじき15歳になる彼が、どんなふうに弾かれるのか、楽しみです。