紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

ヤン・リシエツキのショパンピアノコンチェルト1番(テレビです(^^ゞ)

NHKのクラッシック音楽館、N響定期演奏会の、
ヤン・リシエツキのショパンピアノコンチェルト1番を聴きました。
ヤン・リシエツキさん、ずっと聴いてみたかったんです(*^_^*)
昨年末の予告から、とても楽しみにしていました。
年明けには、必ずこれ、聴かなくちゃね!!と。

想像以上に素晴らしかったです。っていうか、凄い!!!
演奏が始まった途端、心がすっと音に引き寄せられました。
「うるさいから」と部屋の空調も切り、家族に「音、出さないで。動かないで!!」と…
………家族大迷惑(-_-;)

最上級のシルクのきらめきのような、なめらかで美しい音の輝き。
秘密の宝石箱をそっと開けたような、心の高鳴り。

2楽章のピアニッシモなど、もう、何にも例えようもありません。

胸の奥底をかきむしるような、
もう二度と会うことはない初恋の人を
思い出すような
限りなく広がる草原のような
誰も人が踏み入ることのできない冬の山奥で
雲一つない闇のなかに
恐ろしいまでにたくさんの星々の瞬く声に
無限の愛が、そっと溶け込んでいるような

凄い音楽。

壮絶です。
こんなピアニストがいるんだ。
テンポが揺れるとか、いろいろあるとは思うけれど。
それも全部含めて。
私は、大好きです。このピアノ。

はじめに「赤の蝶ネクタイ、しかも水玉!!」とか
「今日はオケの人皆蝶ネクタイだ!!」とか
キャーキャー言っていた自分が、アホのように感じました。

何もかも、この音を前にしたら、どうだっていい。

とりあえず、CDを購入することにします!!
ショパンエチュード。しかも全曲。買うしかない!