紅茶片手に読書している。そして音楽を聴きながら

本の感想、コンサート記録など書いています。

今年を振り返って

これから年末にかけては、ひたすら忙しくなる予定なので

今の間に、今年のまとめなどしておこうと思います。

 

今年は、チェーホフに出会えた年でした。

いいですね、チェーホフ

淡々としたところが大好きです。

 

 

ワーニャ伯父さん/三人姉妹 (光文社古典新訳文庫)

ワーニャ伯父さん/三人姉妹 (光文社古典新訳文庫)

 

 

ワーニャ伯父さん、とても気に入りました。

大人の生きるせつなさを感じます。

 

 

桜の園/プロポーズ/熊 (光文社古典新訳文庫)

桜の園/プロポーズ/熊 (光文社古典新訳文庫)

 

 桜の園は、妙に共感してしまいました。

 

チェーホフは現実を見つめる目の鋭さ、淡々とした中にある、

事実を受け入れてゆく優しさを感じて、好きです。

 

心に残った本は

 

永遠についての証明

永遠についての証明

 

 

数学の天才の孤独を描き出したこの作品。

天才への嫉妬とか、どう付き合ってよいのかわからない周囲の人達とか。

読んでいて辛かったのですが、忘れられない本となりました。

 

十二国紀の新刊も、個人的事件でした。

 

白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)

白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)

  • 作者:小野 不由美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/10/12
  • メディア: 文庫
 

まだ、本当にマイナーだった頃に、本屋をかけまわって探して読んでいたのです。

学生の頃に、制服で皆で町に出て行って、

本屋さんによって、安い値段で食べられるラーメン屋さんによって、

きゃあきゃあと騒いでいた頃を、どうしても思い出します。

 

気が付けば、自分の子供が、高校生で制服着て、帰りに友達とマクドナルドなんかによって、きゃあきゃあやっています。

 

あと印象的だったのはこちら。

 

初級ロシア語文法

初級ロシア語文法

  • 作者:黒田 龍之助
  • 出版社/メーカー: 三修社
  • 発売日: 2012/01/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 読む文法書。例文を覚えるために(試験対策)で買ったのですが

解説の文章が面白かったです。

あと、格ごとに、名詞、形容詞などなど纏まっているので

覚えやすかったです。黒田先生の解説は面白いです。小説じゃないけど、こちらに。

 

重い本なのが、ちょっと辛いです。もう少し軽く小さく作って欲しかった。

 

ちなみに受ける予定だった試験は、台風で中止になりました。あらら。

 

今年一番読んだのは、たぶんこちら。

 

老子 (講談社学術文庫)

老子 (講談社学術文庫)

  • 作者:金谷 治
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1997/04/10
  • メディア: 文庫
 

 気持ちが不安定になると、この本を読んでいました。

常に本棚から出て机まわりにあった本です。

 

 

 

こんな一年でした。

反省としては、もう少しロシア語きちんとやりたかったなあとか

掃除がなかなかできないなあとか

本当にいろいろありますが

良かったところは

ビーツ栽培をはじめて、生ビーツ料理を作るようになったこと。

生ビーツ美味しいです。大好き。

あとは…。

やっと、自分で自分のことを好きになれるようになってきた気がすること。

 

駄目な自分でも、情けない自分でも、きちんと受け入れてゆくようにしたいと

思えるようになってきたこと。

 

甘えになっているのがいけないので、もうちょっとうまくバランスとってゆけるようになりたいです。

 

来年は読みたい本があるのですよ。

 

まずはこちら。長いのでずっと躊躇ってきましたが、

来年は挑戦してみたいものです。

 

 訳は、どこのがいいでしょうね?光文社古典新訳文庫が個人的に気に入っているので、こちらで読もうかとは思っているのですけれど。

 

あとはこちら。

 こちら、先日本屋さんに買いに行ったら在庫がなかったので

また機会を見て探します。

巨匠とマルガリータ(上) (岩波文庫)

巨匠とマルガリータ(上) (岩波文庫)

 

 

 

庭と小さな畑、かわいい猫たち、美味しいお茶とお菓子

友人たちとの、楽しい時間。

心慰めてくれる音楽と本。

 

勉強していると、ついつい眠ってしまうのに

楽しくて、なんとなく続いているロシア語。

 

これで、自営業の書類(苦手なのよ)がなかったら

もっといいのになあと思いつつも

それくらい、ちゃんと働かなくてはね。

 

あ、あと、来年の目標!

私、ず~~っとアフタヌーンティーに憧れていたのですが

一度もアフタヌーンティーを経験したことがないのですよ!

来年、一度でいいから、アフタヌーンティーセットを注文してみたいです。

ホテルでありますよね。アフタヌーンティーセット!

 

友達と出かけても、ランチ1000円以下とかですませてしまうので

どうしてもモッタイナクテ、一度もやったことのない

アフタヌーンティーセット。

 

誰か付き合ってくれないかなあ。

(誰も付き合ってくれないから、今まで一度もやってないのですよね)

 

思い切って、おひとり様でも、トライしますか……。

お気に入りの本持って。

お気に入りの本、老子?いや、それは何か絶対違うから。

なにかこう、華やかな気持ちになる本片手に

アフタヌーンティーセットを注文してみるんだ!!!

 

どこかで、一人でアフタヌーンティーセット食べているおばさんを見かけても

そっと、生暖かく見守ってやってくださいね。